【書籍】転職と副業のかけ算-生涯年収を最大化する生き方-【軸ずらし転職】

2019年8月9日に発売した私の著書『転職と副業のかけ算-生涯年収を最大化する生き方-』がおかげさまでベストセラーとなりました。

著者であるmoto(戸塚俊介)の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

予約時点でAmazon書籍ランキング総合1位を獲得し、2021年10月時点で発行部数約7万部超え、「ビジネス書グランプリ2020」にもノミネートされました。

本書は「終身雇用が当たり前ではなくなったこの時代にサラリーマンはどう生きていくのか?」という切り口で、これまで僕が歩んできたキャリアをベースに執筆しました。

本の中では職務経歴書の書き方や転職先の選び方など、転職に関する具体的な方法も書いています。

書籍本編の【はじめに】はこちらのnoteで無料公開していますが、今回は【転職編】を公開します。無料で読めるのでぜひ読んでみてください。

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年収240万円→1000万円を実現した『軸ずらし転職』

僕はこれまでの転職で大きく年収を上げてきました。ホームセンターから現職であるベンチャーまで、計4回の転職で年収240万から1000万まで上昇させています。

僕が年収を上げてきた転職方法は、年収の高い業界や職種に軸をずらす「軸ずらし転職」という方法です。

年収というのは、「職種×業界」で大枠が決まっています。もちろん、役職(役員、部長、課長、リーダーなど)や、企業ランクと企業属性(外資系、日系大手、中小、ベンチャーなど)も関わってきますが、大きな要素は「職種×業界」にあります。

例えば、「金融業界の大手営業部長:年収1600万円」とか「小売業界の大手で取締役:年収900万円」という感じです。企業規模や役職より、業界や職種の方が年収に大きな影響をもたらしています。

つまり、転職で年収をあげるには「業界」か「職種」のどちらかの軸を「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすのが近道なのです。

特に、業界は年収に大きく影響するので「業界」を変える軸ずらしがオススメです。

年収レンジの高い業界は、基本的に「動くお金が大きく、かつ利益率が高い」業界が該当します。例えば、商社やコンサル、金融、通信、広告などです。

各業界における平均年収は「業界別平均年収ランキング」などで検索すればすぐにわかります。もう少し踏み込むのであれば、これから伸びる業界や産業についても知っておくといいです。

これらの知識を入れたうえで、自分の業界や職種経験を転用したり、応用できるような「年収レンジの高い業界」を選ぶのです。

ただし、この方法はあくまで年収を上げることへのコミットが優先なので、企業規模へのこだわりや、企業ブランド、役職へのこだわりが強い人には当てはまらない可能があります。

しかし「年収を上げること」に関心がある人にはとても有効です。

これまでは転職で年収を上げるには、役職を上げるか、企業規模を変えるという方法が一般的でした。転職エージェントに相談しても、転職で業界を変えるのは「未経験だから難しい」とか「即戦力として活躍できそうにない」と言われ、同業同職種への転職を勧められます。

そもそも未経験で他業界や他職種を目指す人自体が少ないのです。

転職をする多くの人が「同業同職種」を選び、若干の年収アップや、役職をつけることでキャリアアップをする道を選びますが、同業同職種への転職では、ぜいぜい年収50万円アップやマネージャーや主任などの役職が限界です。

僕は、4回の転職で3回業界の軸を変えたことで、年収240万円から年収1000万円まで年収を伸ばしてきました。
1社目は小売業界、2、3社目は人材業界、4社目はIT業界、5社目は広告業界と、平均年収の高い業界へ「軸」を変えつつ、営業という職種の軸はそのままに、役職も上げて年収を増やしてきたのです。

1社目の小売業界で採用を経験し、業務を通じて人材広告に興味を持ったことから人材業界へ転職。2社目では人材業界で営業として実績を伸ばして役職を付け、3社目は同じ人材業界の最大手で、役職を上げる転職をしました。

そして、4社目では営業力と役職を活かして、人材業界と同様にレガシーな領域で事業を展開していたIT業界の企業に転職。IT業界の営業として実績を積んだうえで、さらに年収の高い広告業界への営業職に部長として転職し、現在に至ります。

決して誰にでも当てはまるわけではないですが、今在籍している企業よりも高い年収レンジの業界に移ることで、年収の上がり幅は、同業同職種への転職より大きく増やすことができます。

とはいえ、まったく畑違いの業界に転職するのは書類選考で落ちる可能性があります。なので、あくまで自分のいる業界と関わりがある、または自分の業界と近しい、かつ年収レンジの高い業界に、今の業界・職種経験を転用して転職することです。

また、希望年収を少し高めに伝えることも大切です。企業に遠慮して「現年収を維持」とか「御社の規定に従います」と伝えるより、自分がほしい年収を素直に言ったほうが、希望年収に近づけます。

ただし、希望年収は「それだけの年収を払う価値がある人材である」と企業側を納得させる「実績」も必要になるので、あまりにも乖離した年収や説得できないような年収は伝えないほうがいいです。あくまで少し高めくらいを意識をしてください。

先日、僕の知り合いが年収250万円アップのオファーをもらって転職しました。彼は33歳で3社を経験し、広告業界のマーケティング職、大手広告代理店の小会社でリーダーをしており、年収は650万円でした。これまでの3社はいずれも広告業界のマーケティング職なので、同業&同職種でのキャリアです。

彼は今回の転職活動で、広告業界より年収の高い金融業界を受けていました。結果、金融業界のマーケティング職として年収900万円のオファーを受けたのです。

並行して受けていた広告業界のマーケティング職では、役職は上がったものの年収は750万円が限界だったそうです。金融業界という広告業界よりも年収の高い業界に軸をずらしたことで、大きく年収を上げた格好です。

もちろん、こうした転職テクニックも有効ですが、前述しているように、まずは日々の業務で成果を出すことにこだわることがなにより大切です。どこででも欲しがられる人材になるために重要なのは、仕事の「中身」なのです。

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続きは書籍に詳細に書いています。職務経歴書の書き方や転職先の選び方など、転職に関する具体的な方法を書いています。

僕が転職活動をしながら思考してきたことを書いているので、その経験と考え方が本書で少しでも伝われば幸いです。購入はこちらからどうぞ。