【motoの転職チャンネル】市場価値を上げるために必要な視点

【motoの転職チャンネル】市場価値を上げるために必要な視点

おつかれさまです。motoです。

この番組は、転職や副業、会社員として働く中での気づきや学びなどについてお話する番組です。

Twitterで「Voicyをしてみたい」とつぶやいて今こうして配信していますが、いざ配信する、となるとどんなことを配信しようかなって、仕事の合間とか休みの日にネタを考えていました。

ある程度配信しているうちに、リスナーのみなさんから「こういう話を聞きたい」とか「ここについてもっと詳しく聞きたい」っていうリクエストをいただけるようになったので、おかげさまで今ではどれから話そうかなって悩むぐらいにネタが出てきました。

いつも聞いていただいて、本当にありがとうございます。今後配信を考えているのは、副業が会社にバレた話とか、営業に役立つプレゼンのコツとか、後はありきたりになるかもしれませんが、Twitterでのフォロワーの増やし方みたいな内容の配信を考えています。

これからも少しでもお役に立てる情報をリーマンラジオを通じて配信していこうと思うので、引き続きよろしくお願いします。Twitterでエゴサーチしているので、感想などもいただけたら嬉しいです。

#5 市場価値を上げるために必要な視点【motoの転職チャンネル】

会社はビジネスパートナー

今回の配信は、前回配信した副業年収2,000万でもサラリーマンを辞めない理由の中でお話した「会社をビジネスパートナーとして捉える」という点についてです。

リスナーの方から「会社をビジネスパートナーとして捉えるってどういうことですか?」とか「どういう考え方でそういう風になったんですか?」みたいな質問をいただいたので、こちらについてお話しようと思います。

転職活動での年収交渉

僕は会社をビジネスパートナーだと思って日々サラリーマンとして仕事をしているんですけど、会社をビジネスパートナーだって強く意識するシーンは、転職活動での年収交渉をするときなんですね。

転職活動していると「希望年収」って必ず聞かれると思うんですけど、大体の人が「現年収維持」とか「御社の規定に従います」みたいなテンプレ回答をしていると思うんですよね。

でも、この希望年収っていうのは自分の時間とかスキルをいくらで出すのかっていう交渉だと思うんですよ。自分のこれまでのキャリアや実績で得たスキルとか投資した時間っていうものを、これから入る会社に対していくらで買ってもらうのかっていう大事な交渉の場なんですよ。

自分の価値とは

僕も最初からそういうことができたわけではなくて、もちろん現年収維持でみたいな転職活動していた時もあったんですけど、リクルートに在籍していた時に、上司から「お前の価値は何なんだ!」って詰められまくるような日々を過ごしてまして。

価値価値カチカチうるさいなって思ってたんですけど、価値っていろいろあるんですが、年収に置き換えた場合、僕の価値ってどれぐらいなんだろう?っていうのをあるとき思ったんですね。

こんなに詰められるってことは年収に見合っていないのかな?とか、こんなに詰められて不満になるってことは、僕はこの年収で満足していないし、この仕事に見合ったこともできていないんじゃないかなっていろいろ考えたんですね。

これさらに考えていくと、毎朝電車に乗って通勤して、キツい目標を追いかけて上司に詰められてるけど、これは会社からお金をもらえなかったら絶対やらないなと。

…ということは、自分はこの給料をもらえたらこのきついことを責任持ってやりますって言い張ることもできるんじゃないかなと思ったんですよね。

自分の実績やスキルに値段をつける

いろいろ考えた結果、僕の今までのキャリアとか、かつ投資した時間、実績やスキルみたいなものに値段をつけた上で、ちゃんと企業とすり合わせをしないと、企業も僕もお互い不幸になるよなっていうことをこの時に思ったんですよね。

それからは転職活動するときも、最初から企業側に年収を決めてもらうんじゃなくて、必ず自分の希望年収を明確に提示するようになりました。

もちろん、その給与に見合う働きも具体的に説明しますし、僕を採用した時のメリットなどもちゃんと話し合います。労働に見合わなかったら下げてくれっていうことも事前に言っているので、僕の中ではオファー年収っていうのは初年度年俸だと捉えてます。

がんばらないと来年は下がるっていう自分への戒めを含めた意味でも、希望年収はちょっと高めに出してがんばっています。

会社と自分は対等である

つまり、僕は会社に対して自分の労働力を提供していて、会社はその労働力を年収という金額で買ってる状態だと考えているので、あくまで会社と自分って対等だなっていう考えに僕は行き着きました。

対等であるなら「ビジネスパートナー」として考えることもできるんじゃないかなと。(会社を)ビジネスパートナーとして捉えると、サラリーマンとしてどんなメリットがあるかっていうことについてもお話します。

会社をビジネスパートナーとして見ると、先ほどお話したように、会社と自分が対等であるという認識ができるんですね。そうなると、会社を利用するっていう目線が生まれるんですよ。

普通のサラリーマンは、自分は会社に利用されているっていう目線は持っているんですけど、自分が会社を利用するっていう目線は、多分ほとんどのサラリーマンが持ってないと思います。

どんな仕事も雇われてるからやっているっていうマインドだと、いつまでたっても社畜の域を脱しなくて、何歳になっても言われた仕事しかできない。つまり、市場価値が上がらない人材になってしまうんですよね。

でも、会社を使ってやるっていう目線を持つと、会社を使って自分の市場価値をどう上げるかっていう考え方ができるようになります。サラリーマンって失敗したとしても明日でクビですとか、年収全部返してくださいとかにはならないと思うんですよ。万が一にもクビになったら転職すればいいですし、年収返せって言われたら会社を訴えればいいわけなので、どんなチャレンジでもできるステージだと僕は思っています。

会社っていう大きな力を持ったビジネスパートナーを利用して、自分の将来に役立つチャレンジをすることができ、それで成功することができれば(成果報酬などは別として直接の収入にはならなくても)将来的に転職でヘッドハンティングされるとか、今までできなかった仕事をもらえるようになるとか、次のステージに行けるきっかけをつくることができるんですね。

(会社を)ビジネスパートナーとして捉えておくっていうのは、自分の市場価値を上げるっていう面においてもメリットだと思ってます。サラリーマンであっても会社を使う、会社と対等な立場だっていう目線を持っておくだけで、より大きな仕事に取り組めるようになると思いますし、また違った景色が見えると思います。

少なくとも僕のこれまでのキャリアでは、サラリーマンだから云々って言い訳をしていた時よりも、会社を使ってどうのし上がるかみたいなスタンスで仕事をしている今の方が実際に稼げているので、こうした考え方も持っていていいんじゃないかなと思ってます。

ご意見、ご感想をお待ちしています

リーマンラジオいかがでしたでしょうか。Twitterを見ていると、僕の考え方に興味を持ってくれているリスナーの方がいらっしゃったので、これからは僕が思考してきたことについてもこうして配信していこうと思います。

Twitterなどで感想をもらえると「やっててよかったな」って思うので、ぜひ感想などいただけたら嬉しいです。それでは本日もおつかれさまでした。

執筆者・監修者のmotoについて

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戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など6回の転職を経験後、「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社を上場企業へ売却。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)の代表取締役。著書は『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)、YouTubeチャンネルは『motoの転職チャンネル』がある。

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