
新潟での転職は、「どの企業を受けるか」「転職サイトだけで足りるのか」「エージェントはどこを選ぶか」で迷いがちです。
県内の求人は一定数あります。ただ、探しやすさは職種と勤務地でかなり変わります。営業、製造、管理部門、医療・介護あたりは比較しやすい半面、IT系や専門職、年収を上げたい求人となると、公開求人だけでは候補が絞られてしまうのが実情です。
だから新潟でエージェントを使うなら、求人量のある大手総合型で候補を広げつつ、地域特化型で地元企業やU・Iターンの情報を足す。この二段構えが現実的です。
登録前に見ておきたい選び方から、エージェント以外の探し方、使うときの注意点まで紹介します。
新潟の転職事情
新潟で転職するなら、まず県内の求人の出方を見ておきましょう。求人があるかだけでなく、希望職種で選べるか、通勤できる範囲か、年収や転勤条件が合うか。ここまで確認しておくと、応募後の「思っていたのと違う」を減らせます。
新潟の仕事事情
新潟には、製造、流通、小売、食品、建設、医療・介護、営業職など、地域に根ざした求人が多くあります。新潟市に集中しているわけではなく、長岡市、上越市、三条市、燕市にも企業が集まっています。勤務地を広げれば、候補は増やせます。
ただ、首都圏のように同じ職種の求人が大量に出るわけではありません。IT系、企画職、管理職、ハイクラス求人を探すなら、公開求人だけで判断せず、非公開求人や地域特化型エージェントの情報も見てください。
新潟に本社・主力拠点を置く有名企業の例
- 株式会社コメリ(新潟市):新潟県を中心に展開するホームセンターのチェーン店
- アクシアルリテイリング株式会社(長岡市):新潟県長岡市に本社を置くスーパーマーケット事業などを展開する企業グループの純粋持株会社
- 北越コーポレーション株式会社(新潟工場:新潟市東区):1907年創業の紙・パルプ大手。県内に主力工場を構えています
- 日本精機株式会社(長岡市):計器・センサーなどを扱うメーカー
求人はエリアと職種で差が出る
新潟の求人は、職種と勤務地で状況がはっきり分かれます。事務職や人気のエリアは応募が集まりやすい。反対に、専門職や管理職は、そもそも求人が出るタイミングそのものに左右されます。
僕は、求人件数の多さでエージェントを選ぶより、希望職種の求人を実際に紹介できるか、担当者が新潟の企業事情をどこまで知っているかを見たほうがいいと思っています。登録後は、紹介求人の数に加えて、求人票に載らない残業時間、評価制度、転勤範囲まで確認してください。
IT系・未経験から探すなら、動き方を変える
新潟でIT系や未経験可の求人を探すなら、探し方そのものを変えたほうが早いです。県内の公開求人だけを追いかけていると、職種を絞り込んだ時点で候補が数えるほどしか残らず、そこに年収や勤務地の条件を足していくと画面に何も表示されなくなります。
IT系で候補になるのは、県内企業の社内SE・情報システム部門、地場のシステム会社、県外企業の新潟拠点。このあたりは求人そのものが少ないうえに、出たとしても短期間で締め切られてしまうので、公開求人を週に一度見に行くくらいの頻度では間に合わないことも珍しくありません。だから担当者には、「新潟でITの求人が出たら連絡がほしい」と先に伝えておきましょう。待つより早いです。
未経験からの転職なら、職種を絞りすぎないほうが候補は残ります。製造、物流、介護、営業は未経験歓迎の求人が出やすく、資格取得を支援する企業もあります。ただ、求人票の「未経験歓迎」は入口の条件でしかありません。入社後すぐ現場に出される会社もあれば、半年かけて先輩がついて教える会社もあって、同じ「未経験歓迎」でも中身はまるで違います。どんな研修があるか、いつから一人で任されるかまで聞いておきましょう。
新潟の転職市場について
新潟の有効求人倍率
新潟の有効求人倍率は1.44倍(2026年6月)となっており、全国平均である1.18倍を上回っています。(※参考元:新潟労働局)
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、企業からの求人数(有効求人数)を、公共職業安定所(ハローワーク)に登録している求職者(有効求職者数)で割った値のことで、雇用状況から景気を知るための統計資料の1つです。
有効求人倍率 = 企業からの求人数(有効求人数) ÷ ハローワークに登録している求職者の数(有効求職者数)
有効求人倍率は、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数字です。
・有効求人倍率が1を上回る⇒求職者数よりも求人数が多い、比較的就職・転職しやすい
・有効求人倍率が1を下回る⇒求職者数に対し求人数が少ない、競争率が高くなりやすい
※有効求人数はハローワークを通じた求人情報を利用するため、求人情報誌や転職情報サイトなどの求人情報は含まれていません。
新潟の平均年収
新潟の平均年収は368万円となっています。男性は413万円、女性は316万円です。(参考元:doda平均年収ランキング最新版)

また、総務省が発表している「消費者物価地域差指数」は、新潟は全国24位となっています。
新潟へ転職するメリット・デメリット
新潟への転職は、暮らしやすさを重視する方に合う可能性があります。ただ、年収、通勤、車の必要性、職種の選択肢は事前に見ておきたいところです。
新潟に転職するメリット
新潟に転職する主なメリットは次の3つです。
- 都心部より通勤の負担を抑えやすい
- 住居費を抑えやすい
- 自然や食、地域の暮らしを楽しめる
新潟は車通勤の求人も多く、満員電車を避けたい方には働き方を見直すきっかけになります。家賃や住宅購入費が首都圏より抑えられるケースもあり、生活費を見直したい方には検討しやすい地域です。
ただし車を持つなら、駐車場代、ガソリン代、冬用タイヤ、雪道の運転も計算に入れてください。住居費だけで判断せず、通勤手段と生活圏をセットで見ましょう。
新潟に転職するデメリット
逆に、注意したい点は次の3つです。
- 希望職種によっては求人が限られる
- 首都圏より年収が下がる可能性がある
- 地域によって車が必要になる
営業、製造、医療・介護、販売などは求人を見つけやすい半面、Web系、IT系、企画職、ハイクラス職種は候補が限られます。完全在宅やフルリモートを前提に探すときは、全国求人と新潟勤務求人を分けて確認しましょう。
年収は額面だけで見ないでください。家賃、通勤費、車の維持費、家族の生活費まで含めて判断します。エージェントに相談するときは、「最低年収」「希望年収」「下げてもよい条件」を分けて伝えると、紹介求人のズレが減ります。
新潟で転職エージェントを使うべき人・使わないほうがいい人
新潟でも転職エージェントを使う価値はあります。ただ、全員がエージェント中心で進める必要はありません。求人の探し方は、希望条件と転職時期で変えてください。
転職エージェントを使うべき人
エージェントが向くのは、非公開求人を見たい方、応募書類や面接対策を受けたい方、年収や勤務地の条件交渉を任せたい方です。U・Iターン転職で土地勘がない方も、地域に詳しい担当者に相談する価値があります。
在職中で求人探しに使える時間が少ない方は、大手総合型と地域特化型を2~3社ほど併用して、紹介される求人の違いを比べてください。紹介求人が似ているなら、担当者の説明が具体的なサービスを残すのがおすすめです。
転職エージェントを使わないほうがいい人
受けたい企業がすでに決まっていて、公式採用ページから直接応募できるなら、エージェントを使わない選択もあります。自分のペースで求人を探したい方、担当者との連絡を増やしたくない方も、転職サイトや企業の採用ページ中心で問題ありません。
ただ、自己応募だけに絞ると、求人票に書かれていない情報は手に入りにくくなります。迷うなら、まず1~2社だけ登録し、紹介求人の質と担当者の説明を見てから続けるか決めましょう。使うかどうかで判断がつかないなら、転職エージェントは使わない方がいい?やめとけと言われる理由もあわせて読んでみてください。
新潟の転職エージェントの選び方
新潟でエージェントを選ぶとき、知名度だけで決めるのは避けてください。求人数、地域情報、担当者の説明力、希望職種との相性。この4つで見ると外しにくいです。
大手総合型と地域特化型は、取れる情報が違う
理由は単純です。両者で手に入るものが違います。求人の量と選考の型は大手総合型、企業の中身と新潟での暮らしは地域特化型。ここを分けて考えると、どちらに何を聞けばいいかがはっきりします。
大手総合型から取れるのは、こうした情報です。
- 新潟県内の公開求人の量と、年収レンジの相場
- 同じ職種を全国で見たときの条件差(新潟に絞ると何が変わるか)
- 応募書類の型と、面接で聞かれる定番の質問
一方、地域特化型からしか取りにくいのはこちらです。
- その企業が今なぜ採用しているのか(増員なのか、欠員補充なのか)
- 過去に入社した人がどんな経歴だったか
- 冬の通勤、車の要否、社宅や住宅手当といった生活まわりの実際
だから僕は、まず大手総合型で新潟の相場をつかんで、そのうえで地域特化型に「この会社はどうですか」と具体名で聞くやり方をすすめています。順番が逆だと、出てきた求人が良いのかどうかを判断する基準が自分の中にありません。
具体的には、リクルートエージェントやdodaといった大手総合型で公開求人を検索しながら、にいがた就職応援団CAREERやリージョナルキャリア新潟のような地域特化型で地元企業を深掘りする。この組み合わせが現実的です。
県内に拠点を置く人材紹介は、この2社だけではありません。例えば「新潟転職」は、株式会社ヒルストンが運営する人材紹介サービスです。新潟市中央区にオフィスがあり、人材紹介の厚生労働大臣許可(27-ユ-303611)を受けています。公式サイトでは求人情報のほか、セミナー情報や担当コンサルタントの紹介も見られます。
「新潟転職Komachi」も、県内に絞った転職エージェントです。運営は株式会社ドットコム・マーケティングで、タウン誌の月刊こまちグループが手がけています。職業紹介事業の許可(15-ユ-300096)を持ち、「職業紹介優良事業者」の認定も受けています。無料の転職相談会も開かれているので、いきなり登録するのに抵抗があるなら、そこから入る手もあります。
地域特化型を比べるなら、こうしたサービスも候補に入れて、紹介される求人がどれくらい重なるかを確かめてみてください。求人件数は時期で動きます。そこは各社の公式サイトで見てください。
求人数だけでなく担当者の情報量を見る
求人数が多ければ満足できる、とは限りません。大事なのは担当者の中身です。求人票を読み上げるだけの担当なら、自分で転職サイトを眺めるのと大きく変わらず、わざわざ相談する意味も薄くなってしまいます。
面談では、応募先の評価制度、残業時間、転勤の有無、採用で見られる経験、過去に入社した人の傾向まで聞いてみてください。答えがあいまいなら、別の担当者や別サービスにも相談しましょう。
U・Iターン転職は仕事と暮らしを分けずに確認する
県外から新潟へ移る方は、求人条件だけでなく、住む場所、通勤手段、冬の移動、家族の生活まで確認してください。新潟県にはU・Iターン向けの相談窓口やイベント情報もあります。エージェント任せにせず、公的な情報も見ておくと判断しやすいです。
例えば、にいがた暮らし・しごと支援センターでは、U・Iターンの仕事相談や暮らしに関する情報を確認できます。移住を伴う転職では、入社後の生活まで見ておきましょう。
新潟の転職におすすめの転職エージェント7選
ここからは、新潟で利用しやすい転職エージェントを紹介します。求人を広く見たい方は大手総合型、地元企業やU・Iターン情報を重視する方は地域特化型を組み合わせてください。まずは下の一覧で、自分に近いタイプを見つけてみてください。
| サービス | タイプ | 向いている人 |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | 大手総合型 | 求人を広く見たい・初めての転職 |
| doda転職エージェント | 大手総合型 | 自分でも検索しながら相談したい |
| パソナキャリア | 大手総合型 | 経験を活かした転職・キャリア相談 |
| マイナビ転職エージェント | 大手総合型 | 20代・第二新卒・初めての転職 |
| JACリクルートメント | ハイクラス特化 | 管理職・専門職・年収600万円以上 |
| にいがた就職応援団CAREER | 地域特化型 | 地元企業を詳しく知りたい |
| リージョナルキャリア新潟 | 地域特化型 | U・Iターン転職を考えている |
1:リクルートエージェント|求人を広く確認したい人向け

口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:780,000(2026年8月24日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
「リクルートエージェント」は、全国の求人を扱う大手総合型の転職エージェントです。新潟県内の公開求人も検索でき、非公開求人の紹介も受けられます。
新潟市、長岡市、上越市など勤務地を広げて求人を見たい方、営業、製造、管理部門、IT系と複数の職種を比較したい方に向いています。求人数は時期で変わるので、登録前に公式サイトで新潟県の最新求人を確認してください。
初めて転職エージェントを使うなら、まず登録して求人の相場を見ておくと、地域特化型との違いも比べやすくなります。
出典:公式サイト
2:doda転職エージェント|求人検索と相談を並行したい人向け

口コミ:doda 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:30万件以上(2026年8月24日現在)
【公式サイト】https://doda.jp/
パーソルキャリアが運営する「doda転職エージェント」は、求人検索とエージェント相談を同時に使える転職サービスです。
新潟県内の求人も、職種、勤務地、年収、休日、働き方などの条件で絞り込めます。自分で求人を見ながら、気になる求人だけ担当者に相談したい方に向いています。
在職中で転職時期がまだ決まっていない方も、求人の傾向を見ながら進められます。紹介を受けた求人は、仕事内容だけでなく、勤務地、転勤、残業、休日の条件まで確認してください。
出典:公式サイト
3:パソナキャリア|経験を活かした転職を相談したい人向け

口コミ:パソナキャリア 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:53,022(2026年8月24日現在)
求人数増減:+106(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.pasonacareer.jp/
「パソナキャリア」は、これまでの経験を活かした転職やキャリア相談を重視したい方に向く転職エージェントです。
管理部門、営業、専門職、ハイクラス寄りの求人を見たいなら、リクルートエージェントやdodaと併用して、紹介求人の違いを比べてください。求人数に加えて、担当者が経歴をどう整理してくれるかを見るのがおすすめです。
未経験職種への転職や地方求人の量を重視するなら、他の大手総合型や地域特化型も一緒に確認しましょう。
出典:公式サイト
4:マイナビ転職エージェント|20代・第二新卒にも使いやすい

口コミ:マイナビ転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
「マイナビ転職エージェント」は、キャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進めたい方に向いています。
20代、第二新卒、初めての転職で、応募書類の作り方や面接対策から相談したい方は候補に入ります。新潟県内で未経験歓迎や若手向けの求人を探すときも、他社と併用して紹介求人を比べてください。
一方で、管理職や高年収求人を中心に探すなら、JACリクルートメントやパソナキャリアも確認しておくとよいでしょう。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
5:JACリクルートメント|管理職・専門職・ハイクラス向け

口コミ:JACリクルートメント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:60,343(2026年8月24日現在)
求人数増減:+5(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
「JACリクルートメント」は、管理職、専門職、外資系、グローバル企業などの転職を検討する方に向いている転職エージェントです。
新潟でハイクラス求人を探す場合、求人数は大手総合型より絞られることがあります。その分、条件に合う求人が出たときにすぐ動けるよう、職務経歴書を整えておくことが欠かせません。
年収600万円以上の転職、マネジメント経験を活かした転職、専門性を評価してもらいたい方は登録を検討してください。
出典:公式サイト
6:にいがた就職応援団CAREER|地元企業を詳しく知りたい人向け

口コミ:にいがた就職応援団CAREER 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:2,312(2026年8月24日現在)
求人数増減:+8(先週比↑up)
【公式サイト】https://career.niigata-job.ne.jp/
「にいがた就職応援団CAREER」は、新潟県に特化した転職エージェントです。運営会社の株式会社広報しえんは新潟市中央区に本社を置き、学生向けの「にいがた就職応援団ナビ」も手がけています。
扱う求人は、コンサルタントや営業担当が県内企業から直接預かった自社保有求人です。だから求人票に書ききれない人材要件や、その職種を今募集している背景まで相談できます。コンサルタント自身も新潟出身で、新潟へのUターン転職を経験しています。
面談は平日だけではありません。土曜・日曜の面談会が定期的に開かれ、電話やZoomにも対応しています。在職中で平日に時間を取りにくい方でも進めやすいです。
大手総合型で求人の幅を見ながら、にいがた就職応援団CAREERで地元企業の情報を深める使い方がおすすめです。
出典:公式サイト
7:リージョナルキャリア新潟|U・Iターン転職を考える人向け

口コミ:リージョナルキャリア 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:2,669(2026年8月24日現在)
求人数増減:+1(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.regional.co.jp/
「リージョナルキャリア新潟」は、新潟へのU・Iターン転職を支援する地域特化型の転職エージェントです。2010年のサービス開始から、一貫してU・Iターンに絞って支援を続けています。
公式サイトが掲げているのは「30代からのU・Iターン転職」。紹介先は新潟本社の企業が中心で、新潟本社企業への転職比率は82.1%と公表されています(2025年10月~2026年3月実績・U・Iターン者以外を含む)。都市部から新潟へ戻る方、新潟での暮らしとキャリアをセットで考えたい方に向いています。
今すぐ転職する予定がなくても相談できます。中長期で考えている方向けの申し込み窓口が別に用意されていて、相談会やセミナーも随時開かれています。対面のほか、オンラインと電話にも対応しています。
新潟での転職は、入社先だけでなく住む場所や通勤手段も転職後の満足度に関わります。U・Iターンを考えているなら、求人条件と生活条件を一緒に確認してください。
出典:公式サイト
エージェント以外に新潟で求人を探す方法
エージェントだけが選択肢ではありません。新潟の求人は、転職フェアやハローワーク、地元の求人媒体にも出ています。エージェントで拾いきれなかった企業が、そちらに載っていることもあります。
転職フェアで企業と直接話す
新潟では、朱鷺メッセ(新潟市中央区)を会場にした転職フェア・合同企業説明会が年に数回開かれています。土曜の日中に開かれることが多く、在職中でも足を運びやすい時間帯です。
フェアの価値は、求人票を読むだけでは分からない部分を、その場で人事に聞けるところにあります。応募前に聞ける。ここが大きいです。残業の実態、転勤の範囲、社員が冬の通勤をどうしているか。このあたりはブースで聞くと具体的な答えが返ってきやすいです。
ただし、参加企業は開催回ごとに入れ替わります。狙っている業界の企業が出ているかは、主催者の公式サイトで参加企業一覧を見てから決めてください。日程と会場も回ごとに変わるので、そこも一緒に確認しましょう。
ハローワークと地元の求人媒体も見ておく
ハローワークには、エージェントに求人を出していない県内の中小企業が集まります。ハローワークインターネットサービスを使えば、新潟県内の正社員求人を職種や市町村で絞り込めるので、自宅にいても求人の量を確かめられます。窓口では職業訓練の相談もできます。
加えて、新潟には県内企業だけを載せた求人媒体もあります。エージェント経由では出てこない地元企業が載っていることがあるので、探し先の一つに入れておいてください。
ただ、こうした自己応募のルートは、日程の管理も条件の交渉も自分でやることになります。エージェントと併用するなら、どの企業にどのルートで応募したかを一覧にしておきましょう。応募が重複するのを防げます。
新潟で転職エージェントを活用する際の注意点
エージェントは登録して終わりではありません。新潟で求人を逃さず比較するには、担当者とのやり取り、応募管理、条件確認を自分でも進める必要があります。
1.登録後は1~2週間に一度は連絡を入れる
転職時期が近い方は、登録後も1~2週間に一度は担当者へ連絡してください。希望条件が変わったとき、応募したい求人を見つけたとき、選考状況が動いたときは、早めに共有しましょう。
連絡が止まると、担当者は「転職意欲が下がった」と受け取ることがあります。新潟の求人はタイミングで候補が変わるので、良い求人が出たときに連絡をもらえる状態にしておくのが大切です。
2.経歴や希望条件に嘘をつかない
職歴、年収、退職理由、保有スキルは正直に伝えてください。聞こえの良い理由だけを伝えると、担当者が求人を選ぶ基準を誤り、紹介される求人が希望から外れます。
ただし、何でも細かく話せばいいわけでもありません。前職への不満を感情的に話し続ける、他社の選考先を必要以上に悪く言う、入社意思がないのに強い興味があるように伝える。この3つは避けましょう。転職理由は、事実、希望、次に変えたい条件に分けて伝えるのがおすすめです。
3.同じ求人に複数の転職エージェントから応募しない
同じ求人に複数の転職エージェントから応募すると、企業側で応募経路が重複します。企業とエージェントの双方に確認が入り、選考が止まることもあります。
複数の転職エージェントを使うなら、応募した企業名、求人名、応募日を自分でもメモしてください。気になる求人が重複したときは、どのエージェント経由で応募するかを先に決めましょう。
4.合わない担当者は変更してもらう
担当者との相性は、転職活動の進めやすさに直結します。紹介される求人が希望と大きくズレる、質問への返答が遅い、応募を急かすだけで理由を説明しない。こうしたときは、担当変更を相談してください。
やめた方がいい転職エージェントの特徴としては、希望条件を聞かずに大量の求人を送る、内定承諾を急がせる、求人の悪い面を説明しない、連絡内容が毎回変わる、あたりが挙げられます。違和感が続くなら、別のエージェントにも相談しましょう。
5.年収・勤務地・転勤範囲は内定前に確認する
新潟の転職では、年収に加えて勤務地と転勤範囲を必ず確認してください。新潟市勤務だと思って応募したら県内転勤があった、車通勤前提だった、冬の通勤時間が想定より長かった。こうしたケースは実際にあります。
内定後に条件を確認すると、交渉できる余地が狭くなります。応募前から、最低年収、通勤時間、転勤の可否、残業時間、休日、評価制度を担当者に確認しておきましょう。
新潟の転職エージェントまとめ
新潟でエージェントを選ぶなら、大手総合型で求人を広げ、地域特化型で地元企業やU・Iターンの情報を補う。この組み合わせがおすすめです。
求人件数だけで決めず、希望職種の求人を紹介できるか、担当者が企業の内情を説明できるか、年収や勤務地の条件を詰めてくれるかを見てください。エージェントで候補を出しつつ、転職フェアやハローワークにも目を通しておくと、新潟の求人の全体像がつかめます。
まずは2~3社に登録し、紹介求人と担当者の説明を比べてみましょう。焦らなくて大丈夫です。新潟で長く働きたい方ほど、入社先の条件だけでなく、暮らし方や通勤する時間まで含めて確認しておくと、入社後のギャップを小さくできます。
新潟の転職でよくある質問
新潟での転職は厳しいですか?
職種によります。営業、製造、医療・介護、販売は求人が見つかりやすく、厳しさを感じにくい分野です。一方で、IT系や企画職、ハイクラス求人は数が絞られるため、大手総合型と地域特化型を併用して、非公開求人まで見ておくのがおすすめです。求人が少ないと感じたら、勤務地を新潟市以外にも広げる、全国求人とリモート勤務を組み合わせる、といった探し方も検討してください。
新潟で安定して働ける企業を知りたいです
県内に本社を置く企業では、コメリ、アクシアルリテイリング、北越コーポレーション、日本精機などが知られています。ただ、規模や知名度だけで選ぶと、入社後の条件でズレが出ることがあります。年収、勤務地、転勤範囲、評価制度まで確認したうえで応募してください。求人票に載らない部分は、担当者に直接聞くのが早いです。
新潟の転職フェアはどこで開かれていますか?
朱鷺メッセ(新潟市中央区)が会場になることが多く、年に数回開かれています。参加企業も日程も回ごとに変わるので、主催者の公式サイトで最新の開催情報と参加企業一覧を確認してください。エージェントに登録していれば、フェアの前に「参加企業のうちどこが自分に合うか」を相談することもできます。
執筆者・監修者のmotoについて
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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

