横浜・神奈川への転職を考えているけど、「どの企業に応募しようか」「まずは転職エージェントに登録するべきなのか」「どの転職エージェントを使えばいいのか」と考えて転職活動の第一歩からつまづいていませんか?
横浜・神奈川の転職求人は全国的に見ても多いほうなので、転職難易度は低いように見えます。ただ、その分求人の良し悪しを見極めるのは困難で、転職エージェントを利用せずに転職活動を行うのはリスクが高いです。
横浜・神奈川の転職では転職エージェントを利用し、求人の情報収集を効率よく行い、求人の良し悪しの判断を的確にして進めていけるかが転職成功のポイントになってきます。
本記事では、横浜・神奈川でおすすめの転職エージェントを有効活用し、転職を成功させる方法をお伝えします。
横浜・神奈川の転職事情
横浜での転職を考えるにあたり、まずは転職事情を把握しておきましょう。
横浜・神奈川の仕事事情
横浜・神奈川は東京・大阪に次いで、多くの企業が本社を置く大都市です。
横浜・神奈川に本社を置く有名企業の例
- 日産自動車株式会社(横浜市):日本の多国籍自動車メーカー
- 株式会社ファンケル(横浜市):化粧品・健康食品(サプリメント等)の製造・販売を行う
- 株式会社コーエーテクモホールディングス(横浜市):コンピュータゲーム開発会社であるコーエーテクモゲームスなどを傘下に持つ持株会社
- 株式会社アルファ(横浜市):鍵などの製造販売を行う企業
神奈川の転職市場について
神奈川の有効求人倍率
神奈川の有効求人倍率は1.10倍(2024年9月)となっており、全国平均である1.24倍を下回っています。(※参考元:神奈川労働局)
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、企業からの求人数(有効求人数)を、公共職業安定所(ハローワーク)に登録している求職者(有効求職者数)で割った値のことで、雇用状況から景気を知るための統計資料の1つです。
有効求人倍率 = 企業からの求人数(有効求人数) ÷ ハローワークに登録している求職者の数(有効求職者数)
有効求人倍率は、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数字です。
・有効求人倍率が1を上回る⇒求職者数よりも求人数が多い、比較的就職・転職しやすい
・有効求人倍率が1を下回る⇒求職者数に対し求人数が少ない、競争率が高くなりやすい
※有効求人数はハローワークを通じた求人情報を利用するため、求人情報誌や転職情報サイトなどの求人情報は含まれていません。
神奈川の平均年収
神奈川の平均年収は435万円となっています。男性は496万円、女性は368万円です。(参考元:doda平均年収ランキング最新版)
また、総務省が発表している「消費者物価地域差指数」は、神奈川は全国2位となっています。
横浜・神奈川に転職するメリット・デメリット
横浜・神奈川への転職を検討する際は、まず横浜・神奈川に転職するメリットとデメリットを把握しておきましょう。
横浜・神奈川に転職するメリット
横浜・神奈川に転職するメリットは以下の3つです。
- 都内と比べて生活費が安い
- 年収アップができるかも!
- 転職求人数が多い
横浜・神奈川には前項で紹介したような大企業も多数あり、平均年収も高い為、年収アップが狙えます。年収を上げられて生活費を節約できれば、金銭面で余裕ができます。
横浜・神奈川に転職するもう一つのメリットとしては、転職求人数の多さが挙げられます。横浜・神奈川は関東経済でも東京に次いで2番目の中心地であり、多くの人や企業が集まり経済活動が盛んです。東京までいかないものの、本社機能も横浜・神奈川には多くあり、転職求人も豊富です。
横浜・神奈川に転職するデメリット
一方、横浜・神奈川に転職する際には以下のようなデメリットも考えられます。
- ブラック企業に転職してしまうかも
- 仕事がハードで体調をこわす人もいる
横浜・神奈川に転職した人で「転職してみたらブラック企業だった」と後悔している方も少なからずいます。
もっと田舎の企業だと世間が狭いので低賃金や長時間労働など、すぐに噂は広まって入社前に吟味できるのですが、横浜・神奈川は企業数も多く見極めるのは難しいです。
また、横浜・神奈川には大企業も多く年収アップが可能ですが、その分仕事がハードな場合もあります。のんびり地方で働きたいという理由での転職は、後悔することになるかもしれないのでおすすめできません。
最後に、横浜・神奈川だけではありませんが、新しい土地に移り住むとその土地独特の新しい風習に馴染む必要があります。
例えば東京だとマンション暮らしで近所付き合いがない方も多いと思いますが、横浜・神奈川にきて戸建てに住んだりすると町内会があったり、隣の人と顔を合わせることが多くストレスを感じる方もいるかもしれません。
転職エージェントを使って横浜・神奈川に転職する
横浜・神奈川での転職には、転職エージェントのサポートが欠かせません。
転職エージェントは、転職サイトや公式サイトにも載っていない非公開求人を含む多くの求人を保有しており、転職エージェントに登録していれば、あなたの経歴や希望条件に合った求人をいち早く知らせてくれます。
横浜・神奈川での有効求人倍率は東京や大阪などの大都市に比べると低く、その分良い求人が取り合いになり、早い者勝ちになります。
ライバルよりも早くより好条件の求人情報を手にすることが、横浜・神奈川での転職成功への第一歩になるのです。
横浜・神奈川の転職で転職エージェントを使うべき3つの理由
横浜・神奈川職で転職エージェントを使うべき理由は、下記の通りです。
1.横浜・神奈川の非公開求人を持っている
転職エージェントは企業と機密保持契約を結んで、企業HPに一般公開されていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは、企業が事業戦略上の理由で重要なポジションにこっそり人を採用したい場合、転職エージェントに内密で依頼する求人。条件が良いケースが多いです。
大手の転職エージェントは、非公開求人の保有率が圧倒的に高いため、横浜・神奈川に特化した非公開求人を保有しています。
横浜・神奈川企業の採用ページや転職サイトをチェックして「特に転職したい条件・求人がないな」と思ったとしても、転職エージェントが保有していることも多いのです。
しかし、非公開求人は募集がかかるとすぐに殺到してしまうので、転職エージェントの連絡スピードが決め手になってしまうことも少なくありません。
2.横浜・神奈川の企業に特化した対策が可能
転職エージェントは多くの転職希望者のサポートを行なってきているため、大手・人気企業であればあるほど、内部の採用プロセスを熟知して独自のノウハウを蓄積してきています。
具体的には、採用担当者の特徴や好み、過去に受かった人の傾向、特化した想定質問や正しい回答など、通常知ることができないデータを大手の転職エージェントは蓄積しているのです。
さらに、蓄積してきたデータを駆使して、模擬面接・職務経歴書をあなたと一緒に考えてくれるので、転職エージェントを活用していないライバルよりも圧倒的に優位に立てるのです。
転職エージェントは面接後に採用担当者と個別に連絡を取り、面接の評価を確認しています。
転職エージェントの能力次第なのですが、面接でうまく伝えることができず、本来不合格になるところを、転職エージェントの営業力で面接をやり直したりなんとか通過させることも実は多いのです。
注意点は、転職エージェントの営業力が弱いとあなたを十分に売り込むことができないので、営業力が強い転職エージェントを選びましょう。
3.年収など待遇交渉もできる
実際に転職をした方はご存知かと思いますが、「転職で年収・待遇交渉」は自発的に行う必要があります。
しかし、多くの転職者が口を揃えて言うのは「どのタイミングで交渉すればいいかわからなかった…」ということです。
なぜなら、個人経由で応募すると、最終面接の場で入社同意書を書かされることが多いため、そもそも年収交渉する場面が設けられていないのです。
転職エージェント経由であれば、入社する意向は転職エージェント経由で伝えることができるので、合わせて転職エージェントに年収交渉をしてもらうことが可能です。
転職エージェントの利用が横浜・神奈川への転職成功率を上げる
横浜・神奈川での転職では、転職エージェントを複数登録することで転職成功率をより上げることができます。
転職エージェントにはそれぞれ求人の量や年収レンジ、サポート力や得意の業界など特色があり、特色の違う転職エージェントを複数登録して有効活用することで、より転職活動を優位に進めることができます。
例えば、求人の量も多く幅広い業種の求人を持つ総合転職エージェントに登録して求人の情報収集をし、同時にサポート力に定評がある転職エージェントに転職に関する疑問点などを細かくします。もし、希望の職種が特定できているなら、その業界に特化した特化型転職エージェントに登録して条件を絞って求人をチェックしてもよいでしょう。
あまり多くの転職エージェントに登録しても混乱するので、だいたい3~5社の転職エージェントに登録して転職活動を進めてみると良いでしょう。
横浜・神奈川の転職におすすめの転職エージェント7選
横浜・神奈川でおすすめの転職エージェントは横浜・神奈川にも拠点があり、横浜・神奈川の現状にも詳しいだけでなく、全国各地に幅広いネットワークを持っており、転職市場の動向にも精通している転職エージェントが良いでしょう。
横浜・神奈川への転職に強い転職エージェント7社の特徴を以下に説明していきます。
1:リクルートエージェント|案件総数・内定決定率No.1
口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:495,676(2024年11月20日現在)
求人数増減:+2,536(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
「リクルートエージェント」は案件総数・内定決定率ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
リクルートエージェントが保有している横浜・神奈川内の求人は約20,000件にも及び、大手転職エージェントの中でもトップの求人量になります。
リクルートエージェントは30万人以上の転職成功実績を誇り、企業からの信頼も厚いため、リクルートエージェントに登録しておけば、横浜・神奈川の転職でも企業の選択肢が広がります。
出典:公式サイト
2:doda転職エージェント|転職者満足度No.1丁寧な対応とノウハウが好評
口コミ:doda 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:254,736(2024年11月20日現在)
求人数増減:-2,829(先週比↓down)
【公式サイト】https://doda.jp/
パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する「doda転職エージェント」は、転職者満足度No.1の転職エージェントで営業能力や連絡スピードが高いです。
dodaは横浜・神奈川での求人案件も企業・職種共に幅広く保有しています。他社と被らない好条件の求人も多いとの評判です。
また、コンサルタントに当たりはずれが少なく、初めての転職や他県から転居を伴う転職で不安がある人も、安心して相談できます。
出典:公式サイト
3:パソナキャリア|初めての転職には必須
口コミ:パソナキャリア 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:44,393(2024年11月20日現在)
求人数増減:+328(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.pasonacareer.jp/
転職に不安があり、サポート力を重視する方には「パソナキャリア」の登録をおすすめします。
平日夕方や土日の面談や相談対応も可能なので、在職中の転職活動など、時間にあまり余裕がない方にとっては利用しやす転職エージェントです。
求人数ではリクルートエージェントやdodaに劣るものの、「利益よりも社会貢献」をモットーに掲げている通り、そのサポート体制は業界No.1との声も多いです。
出典:公式サイト
4:ワークポート|専任の転職コンシェルジュがサポート
口コミ:ワークポート 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
公開求人数:109,361(2024年11月20日現在)
求人数増減:+609(先週比↑up)
【公式サイト】https://workport.co.jp/af_service01/
『ワークポート』は、さまざまな職種の求人を取り扱っていますが、特にIT・Web・ゲーム業界の求人を豊富に取り扱う転職エージェントです。
国内に52拠点あり、大手企業から地元企業、リモートワーク求人まで幅広く保有しています。転職エージェントとして創業から20年以上と長い実績もあり、安心して相談することができます。
専任の転職コンシェルジュによる転職相談サービスも無料なので、初めての転職や未経験でIT業界やエンジニア転職を考える人におすすめの転職エージェントです。
出典:公式サイト
5:マイナビエージェント|20代・第二新卒にも強い
口コミ:マイナビエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
「マイナビエージェント」は、第二新卒や20代の転職を得意としています。20代から高い支持を得ており、求人の8割を占める非公開求人の中には、大手転職エージェントにはない中小企業の求人も多くあります。
30代やミドルクラス、ハイクラス転職に関してはあまり得意ではありませんが、20代で横浜・神奈川の転職エージェントを探している方にはおすすめの転職エージェントです。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
6:JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
口コミ:JACリクルートメント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:21,575(2024年11月20日現在)
求人数増減:-191(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
横浜・神奈川のハイキャリア案件を求めている方には「JACリクルートメント」の登録は必須です。
JACリクルートメントは外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1です。
ハイキャリア案件に関しては質・量・サービス共にトップレベルですし、年収600万円以上の求人を中心に、最近では幅広い層の転職支援を積極的に行っています。
出典:公式サイト
7:LHH転職エージェント(アデコ)|人材業界世界シェアNo.1
口コミ:LHH転職エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:14,184(2024年11月20日現在)
求人数増減:-183(先週比↓down)
【公式サイト】https://jp.lhh.com/
「LHH転職エージェント(旧Spring転職エージェント)」は世界60カ国に拠点を持ち、人材派遣事業をメインに人材業界の世界シェアNo.1を誇る転職エージェントです。
国内外に幅広いネットワークを持ち、取り扱う求人案件もハイキャリアや外資系はもちろん、最近でも新卒やミドルクラスの転職支援にも力を入れています。
出典:公式サイト
横浜・神奈川で転職エージェントを活用して転職する際の注意点
横浜・神奈川で転職エージェントを活用して転職を成功させるには、以下の4つのポイントに注意してください。転職エージェントを有効活用して転職を成功させるためのポイントを一つずつ詳しく解説していきます。
1.登録後は1~2週間に一度は必ず連絡を入れる
転職エージェントは企業から依頼を受けると、数多くの求職者のデータベースから条件に合った求職者を検索にかけるのですが、そのデータベースは更新日、つまり一番最近連絡を取った日が近い順に並んでいます。
つまり、同じ条件であれば、より最近連絡を取った求職者にまず連絡をしていくわけです。
転職エージェントに登録したっきり連絡をしないでいると、どんどん後回しにされて求人の紹介はだんだん減っていってしまうのです。
2.過去の経歴やスキルに嘘をつかない
登録する経歴やスキルに嘘はついてはいけません。聞こえの良い転職理由を伝えてしまっては、転職に至った根本的な問題を解決できる企業の紹介が難しくなります。
また、話を進めていくうちに「最初に聞いてた話と違う??」となるとエージェント側も信用できず、企業に推薦しづらいということにもなりかねますので、虚偽の報告は絶対にしないでください。
3.同じ案件に複数の転職エージェントから応募しない
横浜・神奈川での転職では、1つの案件に複数の転職エージェントから応募してはいけません。
企業からエージェントにも連絡が行き、結果として企業・エージェントの両者に不信感を与えることになり、場合によっては破談となってその案件には応募できなくなることもあります。
4.合わない担当エージェントは変更してもらう
転職で最も重要なのは、担当エージェントとの相性です。あなたが転職に至った理由や希望条件を理解し、共に希望の転職先を探し親身にサポートしてくれるエージェントが必要です。
万が一「紹介される案件が希望とかけ離れている」「質問しても返事が遅い」など不安に感じることがあれば、担当エージェントを変更してもらってください。
合わない担当エージェントと転職活動を行っても、思うような結果は出ないでしょうし、時間が無駄になってしまいます。
横浜・神奈川の転職エージェントまとめ
ここまで横浜・神奈川で転職エージェントを活用して転職に成功する方法についてお伝えしました。横浜・神奈川での転職は、あなたに合った転職エージェントを選び、有効活用できるかによって成功率が大きく変わってきます。
転職や転居はあなたの人生において大きな転機となります。あとから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、よりよい条件で転職を成功させるために、なるべく早く行動を起こすことが重要です。
本記事を参考に自分に合った転職エージェントに登録して、横浜・神奈川での転職の成功を目指しましょう。
執筆者・監修者のmotoについて
moto
Follow @moto_recruit
戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など6回の転職を経験後、「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社を上場企業へ売却。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)の代表取締役。著書は『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)、YouTubeチャンネルは『motoの転職チャンネル』がある。