30代ハイクラス向け転職エージェント5選!求められるスキルなどを徹底解説

30代ハイクラス向け転職エージェント

日本には、約26,000社の転職エージェント(厚生労働省 令和4年度職業紹介事業報告書)が存在し、年間約60万人もの人が転職エージェントを利用して転職をしています。

その中でも、30代ハイクラスに最もおすすめの転職エージェントは下記の2社です。

■ 利用者の約60%が年収アップ
→『リクルートダイレクトスカウト

■ ホワイト企業や優良求人に出会える
→『ビズリーチ

本記事は、転職の専門家であるmoto(戸塚俊介)が、30代ハイクラスにおすすめ転職サイトをランキング形式でご紹介し、求人数や特徴、口コミによる評判なども解説します。ぜひ自分に合ったハイクラス転職エージェントを見つけてみてください。

ハイクラス以外にもおすすめの転職サイト転職エージェント30代向けおすすめ転職サイトもご覧ください。

目次

30代ハイクラスにおすすめの転職エージェント

30代におすすすめのハイクラス転職エージェントをご紹介します。

1:リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

口コミ:リクルートダイレクトスカウト 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
公開求人数:500,650(2025年7月16日現在)
求人数増減:+3,898(先週比↑up)
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/

ハイクラスに強いのが『リクルートダイレクトスカウト』です。

リクルートダイレクトスカウトは、株式会社インディードリクルートパートナーズが運営するスカウト型の転職サービスです。公開求人数は20万件以上あり、ハイクラスに特化した転職サービスの中で求人数はトップクラスを誇ります。

リクルートダイレクトスカウトは、無料で利用することができます。登録情報を基にハイクラスに特化したヘッドハンターやエージェント、企業からスカウトを受けることができ、転職決定年収の平均は約900万円を超えています。

スカウトで届く求人は年収1,000万以上のハイクラス求人が多いため、高年収求人のスカウトを受け取りたい人におすすめの転職サービスです。

出典:公式サイト

2:ビズリーチ

ビズリーチ

口コミ:ビズリーチ 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:361,461(2025年7月16日現在)
求人数増減:+3,922(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/

ハイクラスに強い定番のサービスが『ビズリーチ』です。

ビズリーチは200万人以上が利用する国内最大級のスカウト型転職サービスです。求人を検索する通常のスカウトサービスと違い、エージェントや企業、ヘッドハンターからスカウトが届き、直接オファーをもらえるのが特徴です。

転職エージェントのスカウトも届きますが、転職エージェントの評判をビズリーチのサイト中で調べることもできるので、優秀なヘッドハンターやハイクラスに強い転職エージェントに出会うことができます。

ビズリーチには年収800万円以上の求人が10万件以上掲載されています。職種は管理職や経営企画、営業やマーケティング、ITエンジニアなど、幅広い業種や職種の求人を保有しています。

年収を上げて転職したい人にハイクラスにおすすめの転職サービスです。

出典:公式サイト

3:JACリクルートメント

JACリクルートメント

口コミ:JACリクルートメント 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:22,140(2025年7月16日現在)
求人数増減:-71(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメント』は、グローバル企業に強いハイクラス転職エージェントです。

JACリクルートメントはハイクラス転職エージェントの中でも、外資企業の求人に強みを持っています。世界11カ国のグローバルネットワークを利用し、外資系企業や海外進出企業への転職サポートを行っています。

約800名の転職エージェントが在籍し、彼らが直接、企業の人事と転職者の双方とやりとりをしてくれるため、コミュニケーションがスムーズです。

JACリクルートメントが実施したアンケートでは、94.7%が「ほかの人にもこの転職エージェントをおすすめしたい」と回答しており、サポートの質においても高い評価を得ています。

また、JACリクルートメントは、他社のハイクラス転職エージェントと違い、コンサルタントが企業と求職者の両方を担当しています。そのため企業情報に詳しく、あなたにあった求人を丁寧に紹介してくれます。

企業の選考にも詳しいため、面接対策や選考までに必要な企業の情報など、他社のハイクラス転職エージェントと比較して丁寧なコンサルティングを行ってくれることが高い評判につながっています。

出典:公式サイト

4:ミドルの転職

ミドルの転職

口コミ:ミドルの転職 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
公開求人数:360,247(2025年7月16日現在)
求人数増減:+31,946(先週比↑up)
【公式サイト】https://mid-tenshoku.com/

ミドルの転職』は40代のミドル層をターゲットとした、ハイクラス転職エージェントです。

公式サイトを見ると登録者の平均年齢は45歳と書いてあります。管理職ポジションや役員求人を探しているハイクラスな転職者におすすめの転職サービスです。

掲載されている求人を見ると、エンジニアやITコンサルタントなど、IT・通信系の職種が多く掲載されています。管理部門や新規事業部門・CFO・COO・CHROなどの求人案件もありました。

年収1,000万円を超えるハイクラス求人は10,000件以上掲載されているので、高年収求人を目指す30代のハイクラスにおすすめです。

出典:公式サイト

5:アサイン

アサイン

口コミ:アサイン 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
【公式サイト】https://assign-inc.com/

アサイン』は、30代のハイクラス層や未経験でコンサルへ転職を希望する人におすすめのハイクラス転職エージェントです。2020年には「ビズリーチ コンサル部門MVP」を受賞しています。

アサインは異業種・他職種への転職成功実績を多く持つ転職エージェントであるため、現在の業界と違う業界へ転職したい人におすすめです。

求人を紹介してくれるだけでなく、キャリア形成のサポートもしてくれるため、目先の転職先だけでなく、その先のキャリア戦略まで考えて提案してくれます。

アプリでは、AIによるキャリアシミュレーションで自分の適性やどの企業を受けられるのか把握することもできるので、合わせて利用してみてください。

出典:公式サイト

30代向けハイクラス転職エージェントの選び方

30代向けハイクラス転職エージェントの選び方について解説していきます。

1.業界・職種などの特化型エージェントを選ぶ

30代のハイクラス転職では、業界特化型のエージェントを選ぶことが重要です。

30代のハイクラスは、未経験の転職ではなく、これまでの経験を活かした転職となるため、これまでいた業界や職種に特化したエージェントを選びましょう。

例えば、IT業界、製造業、コンサル、金融など、それぞれの業界に特化したエージェントには、その業界に精通したアドバイザーがいます。業界事情や企業の内部情報、求められるスキルなどを熟知しているため、適切な求人紹介や書類・面接対策を行ってくれます。

30代のハイクラス転職では、単なる求人紹介ではなく、今後のキャリア形成を見据えた求人紹介やアドバイスがもらえるかどうかを基準に判断するのが重要です。

2.年収800万円以上の非公開求人の多さ

30代のハイクラス転職では、求人の数よりも質が重要です。そのため、年収800万円以上の非公開求人を多く取り扱っているエージェントを選ぶようにしてください。

こうした非公開を多く持つエージェントを選ぶと、一般の転職サイトには出回らないハイクラス求人を見ることができます。非公開求人は、企業が戦略的に人材を採用したい場合に出すケースが多く、経営層やマネジメント層に近いポジションが多くあります。

各エージェントのHPで非公開求人数を確認したり、実際に面談で紹介可能な求人の年収レンジや役職レベルを聞いておくと、本当にハイクラスに強いかどうかを判断できます。求人の質と数を両立しているエージェントを選ぶことで、より良い選択肢を得ることができます。

3.30代のキャリア支援の強さ

30代は、キャリアの方向性を再定義する重要なタイミングです。そのため、単なる求人紹介だけでなく、「5年後・10年後を見据えたキャリア戦略」に対する助言を提供してくれるエージェントがおすすめです。

例えば、自身の市場価値の客観的な診断、スキルや経験の棚卸し、将来的な転職タイミングの見極めなど、長期視点でのアドバイスを行ってくれるエージェントは、目先だけの転職での提案ではないため、今後のキャリアに有効な道筋を示してくれます。

また、面談を通じて自分の強みや今後の方向性を明確化してくれるサポートの有無もチェックしてください。一方的な求人紹介ではなく、自分の価値を最大化するキャリアの設計まで支援してくれるかどうかを基準に選ぶと、満足度の高い転職が実現しやすくなります。

30代のハイクラスが転職をするメリット

30代のハイクラスが転職をするメリットをご紹介します。

1.キャリアの軸を確立し、キャリアップを狙える

30代は、プレイヤーからマネジメント層にキャリアアップする年代です。このタイミングでの転職は、単に会社を変えるだけでなく、ポジションの変更や将来的のキャリアの軸に影響します。

仮に、年収800万円以上の役職や部門責任者などに転職することで、将来の役員候補になったり、経営幹部への昇進というキャリアップが見込めます。また、成長性の高い業界や企業に転職することで、自身の市場価値を高め、年収を上げることも可能となります。

30代前半であれば柔軟な適応力と吸収力があり、後半であれば即戦力としての経験値が評価されるため、自分の強みを活かしてキャリアアップを目指しましょう。

2.ライフイベントとのバランスを図りやすくなる

30代は、結婚・子育て・住宅購入など、ライフイベントが増える時期でもあります。

ハイクラス転職をすることで、これまでより年収が大幅に増えたり、働き方が柔軟になれば、家庭と仕事の両立がしやすくなります。

例えば、裁量労働制やリモートワーク制度が整っている企業に転職することで、子育てや介護とのバランスが取りやすくなるといったメリットがあります。また、経済的な余裕が生まれることで、教育資金や老後の資産形成など将来に向けた準備も進めやすくなります。

30代のハイクラス転職は、ただ年収やキャリアップ狙うのではなく、ライフワークバランスを整えられるというメリットも大いにあります。

30代がハイクラス転職エージェントを活用するポイント

30代のハイクラス向けの転職エージェントを活用するポイントをご紹介します。

1.自身のキャリアビジョンを明確に伝える

30代のハイクラス転職では、エージェントに「どんな仕事がしたいか」「将来どんなキャリアにしたいか」をしっかり伝えることが重要です。

エージェントは、あなたの希望や強みに合わせて求人を提案してくれますが、それには明確な方向性が必要です。「マネジメント経験を活かしたい」「年収アップだけでなく業界を変えたい」など、できるだけ具体的に伝えるようにしてください。

あいまいな希望のままだと、提案される求人の精度が下がり、あまりいい求人に出会うことができなくなります。自分の軸をしっかり持っている人には、エージェントも真剣に向き合い、質の高い情報や非公開求人を優先的に紹介してくれる可能性が高まります。

2.担当エージェントとの相性や対応力を見極める

ハイクラス向け転職では、エージェントの担当者との信頼関係も重要になります。

担当者の経験や知識、対応によって、紹介される求人の質や選考対策の内容は大きく変わります。

特に30代はキャリアにおける重要な分岐点となるため、目先の転職に向けた求人紹介だけでなく、「中長期のキャリア視点での提案かどうか」「企業との関係値が深く、内部事情に詳しいか」などが重要になります。

エージェントとの面談の際に、自分の経歴や希望をきちんと理解しようとしているか、的確なフィードバックがあるかを見極め、少しでも合わないと感じた場合は遠慮せずに担当変更や別のエージェントの利用も検討してください。

3.選考対策・企業研究のサポートを積極的に活用する

ハイクラス転職では、選考過程の難易度が高いため、準備が必要です。

ハイクラス転職エージェントは、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、企業の評価基準に合わせたアピール方法のアドバイスなど、多くのサポートを提供してくれます。

特に30代では、過去の実績をどう伝えるか、即戦力としての強みをどう伝えるかが選考のポイントとなるため、エージェントのサポートは必須です。また、エージェントを利用することで、応募企業の内部情報(上司の人柄や社風、過去の採用事例など)も入手できるため、選考準備において大きな武器になります。積極的にエージェントを活用して選考に臨みましょう。

30代のハイクラス転職で求められるスキル

30代でハイクラス転職を成功させるためには、単なる業務スキルだけでなく、企業や組織において価値を発揮できる総合力が求められます。以前Xでもポストした内容は、30代のハイクラスには必ず求められるでしょう。

ここでは、特に重視される3つのスキルをご紹介します。

1.マネジメントスキル

30代のハイクラス転職では、プレイヤーとしての実績だけでなく、チームやプロジェクトを牽引するマネジメントスキルが求められます。

数名〜十数名の部下を指導・育成した経験、目標達成に向けたPDCA管理、部門間の調整や経営層との折衝などの実績が重視されます。

特に成果を出すための「プロセス設計力」や「問題解決力」があるかどうかは非常に重要です。マネジメントといっても肩書きだけでなく、「どのような課題に対してどんな改善策を講じ、どう成果につなげたか」というストーリーで語れる実践力が必要です。

中間管理職や次世代リーダーとして即戦力で期待されるため、こうしたスキルを具体的にアピールできるようにしておくことが重要です。

2.高いコミュニケーション能力と調整力

30代のハイクラスには、社内外のさまざまな関係者と調整し、物事を前に進める能力が求められます。

部下や同僚、上司、他部門、社外の取引先やパートナーなど、複数の関わりがある中で、円滑にコミュニケーションできる力は必須です。

こうしたコミュニケーションには、論理的に説明する力、相手の立場を理解して交渉する力、相互理解を促すファシリテーション力などの課題解決能力が必要です。信頼関係を構築し、成果につなげていく戦略的な対人スキルを持つ人の市場価値は高いです。場面に応じた適切な伝え方ができることは大きな強みになります。

3.戦略的思考力

30代でハイクラス転職を目指す際に求められるのが、「戦略的思考力」です。

目の前の業務だけでなく、全体像を見渡して自分の役割や事業の方向性を理解し、成果につながるアクションを自ら考えて動く力があるかどうかで、市場価値は大きく変わります。

30代では、「与えられたことをこなす」だけではあまり評価されません。「なぜこれをやるのか」「どの選択肢が最適か」といった視座の高さが求められます。

このような視点で課題を捉え、周囲を巻き込みながら実行に移せる力があると、経営層やマネジメント候補としての信頼を得やすくなり、より高いポジションでの採用にもつながります。

30代でハイクラス転職する場合の注意点

30代でハイクラス転職を目指す際には、年齢ならではの強みがある一方で、注意すべきポイントもいくつか存在します。以下に主な注意点をご紹介します。

1.即戦力が求められる

30代でのハイクラス転職では、「すぐに成果を出してくれる人かどうか」という視点で見られます。

20代のようなポテンシャル前提ではなく、「すぐに即戦力になる」と思ってもらえる経験やスキルをアピールする必要があります。そのためにも「今までにどんな仕事をして、どんな成果を出してきたか?」を、数字や事例を交えて話せるように準備しておきましょう。

2.年収や役職だけにこだわりすぎない

ハイクラス転職では、年収や役職がアップする求人も多くありますが、それだけで会社を選ぶのはおすすめしません。

条件が良くても、自分が成果を出せる環境のある会社を選ぶようにしましょう。自分に合わない会社だったり、モチベーションが上がらない仕事に就いてしまうと、たとえキャリアアップしても後悔することになります。

実際に筆者も失敗した経験があります。詳しくは『転職した会社を3ヵ月で辞めた話』をご覧ください。

30代の転職で大切なのは、「自分がどんな仕事をしたいのか」「どんな会社で成長したいのか」というキャリアの軸です。決して条件だけに目を向けず、自分の価値観に合った会社を選びましょう。

3.転職理由やこれからの目標をしっかり伝える

「なぜ転職をするのか?」「これからどんなキャリアを目指しているのか?」といったキャリアの目標をきちんと説明できるようにしておくことも大切です。

特に30代で転職回数が多い人や、ブランクがある人は、「その間に何をしていたのか」「次はどうしたいのか」をわかりやすく伝えることが大切です。

過去の仕事をふり返って、自分の強みや今後やりたいことを整理しておくようにしましょう。

30代ハイクラス転職エージェントの利用する流れ

30代ハイクラス転職エージェントを利用する流れは大きく5つです。

転職エージェントの登録の流れ

【転職エージェントの登録の流れ】
STEP1. 転職エージェントに登録する
STEP2. 面談・カウンセリングを受ける
STEP3. 希望する求人の紹介を受ける
STEP4. 書類添削・面接対策
STEP5. 企業との面接・内定

1.ハイクラス転職エージェントに登録する

まずはじめに、本記事でおすすめしているハイクラス転職エージェントに登録します。登録するとすぐに「面談のご案内」という連絡がメールや電話で届きます。

メールには担当者との面談の日時調整を行うように書かれているので、転職エージェントの担当者と面談の日程を調整してください。面談は転職エージェントとの面談なので、気軽に受けてください。

2.面談・カウンセリングを受ける

エージェントとの面談は、オンラインか電話、または対面で行います。

担当エージェントと会話をする中で「なぜ転職するのか」「どのような求人が希望か」「どんなキャリアにしたいか」など、ざっくばらんにキャリアについて話をするだけです。

転職エージェントはこの会話をもとにあなたに合った求人を紹介してくれるので、取り繕わずに、思ったことをそのまま伝えてみてください。ここでのコミュニケーションがズレてしまうと、紹介してもらえる求人に満足できなくなる可能性があるので、素直に伝えることを心掛けてください。

転職エージェントとの面談は約1時間程度で、専任のエージェントとの1対1のケースがほとんどです。

3.希望する求人の紹介を受ける

面談後、即日~3日間ほどであなたに合った求人をメールで紹介してくれます。

もし気になる求人があったら、担当者に連絡して応募してみてください。すぐに書類選考、面接へと進むことができます。

もし自分の希望とは合わない求人が送られてきたら、その旨について担当者に連絡してください。それでも自分に合った求人が届かない場合は、転職エージェントの担当者変更を申し出るか、ほかの転職エージェントと面談をして自分に合うエージェントを見つけることをおすすめします。

4.書類添削・面接対策

気になる求人を見つけたら、応募する前に転職エージェントに連絡し、書類の添削を依頼してください。

転職エージェントはすべて無料で利用でき、書類の添削から面談、入社時期交渉や年収交渉まで行ってくれます。第三者となる転職エージェントがやってくれるので、転職活動をストレスなく効率的に行えるのがメリットです。

履歴書や職務経歴書を作成したら転職エージェントに添削してもらい、問題なければ応募してもらってください。また、不安であれば面接対策なども行ってもらえるので「面接対策をしてほしい」と伝えてください。

過去にどんな質問をされたのか、どんな人が内定したかなど、詳細に教えてもらえるので、詳しく聞いて面接の対策をしていってください。

また、合わせて面接の対策本も読んでおくと良いです。『【厳選】転職の面接対策に役立つ本当におすすめの本10選』も参考にしてみてください。

面接でどんなことを話せばいいかについては「【対策必須】転職で面接対策しないと難しい質問と回答を転職の専門家が徹底解説」を合わせて読んでみてください。

5.企業との面接・内定

書類選考を通過すると企業との面接になります。

マイナビの調査では、転職希望者の応募社数平均は8.4社なので、とにかく数多くの企業に応募して面接を受けることをおすすめします。場数をこなすことで面接にも慣れていきます。

面接の結果については転職エージェントから連絡がきます。面接が終わったあとに不安であれば転職エージェントに連絡し、企業側へ印象の確認をしてもらうこともおすすめです。

「緊張してうまく話せなかった」「思ったように伝えられなかった」など、面接で感じたことを素直に転職エージェントに伝えておくと、転職エージェントが企業側にその旨を連絡してくれます。このやり取りをしておくことも転職活動における大切なポイントです。

無事内定となれば、転職エージェントを通じて年収交渉を行って転職活動は終了となります。

30代のハイクラス転職エージェントに関するよくある質問

30代のハイクラス転職でよくある質問とその回答をご紹介します。

Q:マネジメント経験がないとハイクラス転職は難しいですか?

A:あった方が有利ですが、必須ではありません。プロジェクトリーダーとしての実績や、チーム内での育成・指導経験なども「マネジメント力」として評価されることがあります。

マネジメント経験の有無より、「自分が組織の中でどう価値を発揮してきたか」を明確に伝える方が、今後のポテンシャルを見込んで管理職未経験での採用をされる可能性もあります。

Q:30代ハイクラスでも転職回数が多いと不利になりますか?

A:転職回数より「転職理由」と「何ができるのか」の方が重要です。

30代に限らず、キャリアの一貫性や積み上げ方は必ず見られます。たとえ転職回数が多くても、スキルアップやキャリア形成のための前向きな理由がある場合は、柔軟性や成長意欲の高さがあると評価されることもあります。

ただし、説明できない短期離職や、離職理由を他責している場合にはマイナスになります。事前にキャリアの流れを整理し、ストーリーをきちんと話せるようにしておきましょう。

Q:30代の未経験でもハイクラス転職は可能ですか?

A:可能です。30代は経験と成長のバランスがとれた年代であり、即戦力人材としての需要が高まっています。

特にマネジメント経験や専門性がある場合は、年収800万円以上の求人を狙えます。また、昨今では人材不足からポテンシャルと実績を兼ね備えた30代も必要とされています。自分の強みを明確に伝え、戦略的に転職活動を進めることで、ハイクラス転職は可能となります。

30代ハイクラス転職エージェントまとめ

30代のハイクラス転職におすすめのエージェントをご紹介しました。

ハイクラス転職を目指す上で大切なのは、これまでの実績や強みを明確にし、自分のキャリアの軸を持って活動することです。また、今回ご紹介したハイクラス転職エージェントを活用することで、自分では探しきれない非公開求人や、企業とのマッチ度の高いポジションに出会うことができます。

決して、年収や肩書きだけにとらわれず、自分がどう成長したいか、どんな仕事を通じて価値を発揮したいかを見極めながら転職活動を行い、自分らしいキャリアを実現するための行動をしていきましょう。参考になれば幸いです。

執筆者・監修者のmotoについて

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起業家・著述家。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)、YouTubeチャンネル:『motoの転職チャンネル』。

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