高収入を目指す20代におすすめの転職サイト・エージェント12選

高収入を目指す20代におすすめの転職サイト・エージェント

20代の転職で「もっと高収入の仕事に転職したい」と考える人は多くいます。転職サイトdodaが行った『転職理由ランキング2021』の調査でも、20代の転職理由1位に「給与が低い」が上がっています。

しかし、20代で高収入を目指す人が悩むのが「どの転職サイトを利用するのがいいのか」という点です。

20代における転職サイト選びで大切なのは「自分の希望条件に近い求人が多く掲載されている転職サイトを見つけること」です。そのためには、それぞれの転職サイトの特徴を知る必要があります。

この記事では、20代で高収入を目指したい人に、おすすめの転職サイトを紹介します。今回ご紹介する転職サイトは「20代向けの高収入求人が多い転職サイト」と「ハイクラス求人を掲載している転職サイト」です。

転職を成功させるポイントや注意点についても合わせて解説します。また、合わせて全年代におすすめの転職サイト転職エージェント記事もご覧ください。

20代で高収入の転職は可能か?

結論からお伝えすると、条件にもよりますが20代で高収入の転職は可能です。条件について詳しく解説します。

1.20代の転職で高収入を得る条件

まず、20代で高収入を得るためには「平均年収の高い業界」へ転職することが条件になります。

年収というのは業界と職種で決まってきます。もちろん、役職(役員、部長、課長、リーダーなど)や、企業ランク、企業属性(外資系、日系大手、中小、ベンチャーなど)も関わってきますが、年収を左右する最も大きな要素は「業界」です。

そのため、20代の転職で年収を上げるためには「平均年収の高い業界」または「平均年収の高い職種」へ転職するのがおすすめです。

2.20代で高収入を得た具体例

実際に私は20代で年収240万から年収900万の転職をしています。この時にやったことは「平均年収の高い業界」への転職です。

具体的には、小売業界から人材業界へ転職し、その後、IT業界や広告業界など、平均年収の高い業界へ転職したことで20代で高収入の転職に成功しました。

軸ずらし転職

このように、平均年収の高い業界へ転職することが、高収入を目指す転職で大切なポイントになります。

高収入を目指したい20代におすすめ転職サイト

20代で高収入を目指せるおすすめの転職サイトをご紹介します。

1:リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

口コミ:リクルートダイレクトスカウト 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
公開求人数:405,041(2024年11月20日現在)
求人数増減:+5,470(先週比↑up)
【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/

20代で高収入を目指す人におすすめの転職サイトが『リクルートダイレクトスカウト』。

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス向けスカウト型転職サイトです。公開求人数は20万件以上あり、ハイクラス向け転職サイトの中では求人数はトップクラスを誇ります。

リクルートダイレクトスカウトは、会員登録無料で利用することができます。登録情報をもとにヘッドハンターや企業からスカウトを受けることができ、転職決定年収の平均は約900万円を超えています。

スカウトで届く求人は年収1,000万以上のハイクラス求人が多いため、高年収求人のスカウトを受け取りたい人におすすめの転職サイトです。

出典:公式サイト

2:ビズリーチ

ビズリーチ

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おすすめ度:★★★★★
公開求人数:317,678(2024年11月20日現在)
求人数増減:+7,754(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/

20代で高収入を目指す人におすすめの転職サイトの2つ目は『ビズリーチ』。

5,000名を超える転職エージェントが利用しており、あなたの経歴にマッチする求人があればスカウトを送ってくれます。

ビズリーチは、転職エージェントやヘッドハンターそれぞれにスコアを付与しています。スコアは、これまでの実績や利用者の評価をもとに、5点満点で表示されます。有料機能を利用することで転職エージェントを検索できます。

なお、有料機能についてもトライアル期間で転職活動を終えられるため、実質無料で利用することができます。

ビズリーチには年収800万円以上の求人が10万件以上掲載されています。職種は管理職や経営企画、営業やマーケティング、ITエンジニアなど、幅広い業種や職種の求人を保有しています。

年収500万円から利用することができるので、年収を上げて転職したい人におすすめのハイクラス転職サイトです。

出典:公式サイト

3:JACリクルートメント

JACリクルートメント

口コミ:JACリクルートメント 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:21,575(2024年11月20日現在)
求人数増減:-191(先週比↓down)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/

20代で高収入な求人を探している人におすすめなのが『JACリクルートメント』。

JACリクルートメントは転職エージェントの中でも、外資企業の求人に強みを持っています。世界11カ国のグローバルネットワークを利用し、外資系企業や海外進出企業への転職サポートを行っています。

約800名の転職エージェントが在籍し、彼らが直接、企業の人事と転職者の双方とやりとりをしてくれるため、コミュニケーションがスムーズです。

JACリクルートメントが実施したアンケートでは、94.7%が「ほかの人にもこの転職エージェントをおすすめしたい」と回答しており、サポートの質においても高い評価を得ています。

JACリクルートメントは、他社のハイクラス転職エージェントやハイクラス転職サイトと違い、コンサルタントが企業と求職者の両方を担当しています。そのため企業情報に詳しく、あなたに合った求人を丁寧に紹介してくれます。

企業の選考にも詳しいため、面接対策や選考までに必要な企業の情報など、他社のハイクラス転職エージェントと比較して丁寧なコンサルティングを行ってくれることが高い評判につながっています。

出典:公式サイト

4:AMBI

AMBI(アンビ)

口コミ:AMBI(アンビ) 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
公開求人数:177,830(2024年11月20日現在)
求人数増減:-4,408(先週比↓down)
【公式サイト】https://en-ambi.com/

20代で高収入を目指す人におすすめの転職サイトが『AMBI』。

AMBIは、年収400万円未満の求職者が利用できないハイクラスに特化した転職サイトです。掲載されている求人は20代や30代向けのハイクラスに特化しています。

掲載されている求人は基本的に年収500万円以上の求人しかなく、20代でも年収1,000万円を超える高収入の求人も多くありました。

応募する前に、興味ある求人に対して「興味あり」ボタンを押すと、その求人の企業、または転職エージェントから合否に関する評価がもらえるのが特徴です。

出典:公式サイト

5:アサイン

アサイン

口コミ:アサイン 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
【公式サイト】https://assign-inc.com/

アサイン』は、20代のハイクラス層や未経験でコンサルへ転職を希望する人におすすめの転職エージェントです。2020年には「ビズリーチ コンサル部門MVP」を受賞しています。

アサインは異業種・他職種への転職成功実績を多く持つ転職エージェントであるため、現在の業界と違う業界へ転職したい人におすすめです。

求人を紹介してくれるだけでなく、キャリア形成のサポートもしてくれるため、目先の転職先だけでなく、その先のキャリア戦略まで考えて提案してくれます。

アプリでは、AIによるキャリアシミュレーションで自分の適性やどの企業を受けられるのか把握することもできるので、合わせて利用してみてください。

出典:公式サイト

20代で高収入転職を成功させるポイント

20代で高収入の転職を成功させるポイントについて解説していきます。

1.平均年収の高い業界を選ぶ

20代で高収入を目指すには、平均年収の高い業界へ転職するのがおすすめです。

dodaの調査による『平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】』をご紹介します。

業種分類 平均年収
全体 男性 女性
金融 454万円 551万円 383万円
メーカー 453万円 488万円 372万円
総合商社 446万円 496万円 366万円
IT/通信 436万円 465万円 383万円
建設/プラント/不動産 421万円 455万円 357万円
インターネット/広告/メディア 412万円 455万円 370万円
専門商社 411万円 450万円 348万円
メディカル 400万円 481万円 348万円
サービス 366万円 405万円 326万円
小売/外食 351万円 390万円 309万円

基本的に、平均年収の高い業界は「市場が大きく、利益率が高い」という特徴があります。こうした業界へ転職することで20代でも高収入を目指すことができます。

しかし、こうした転職には相応のスキルや能力が求められます。年収アップが期待できる資格を取得したり、スキルを身につけることも必要です。

2.ベンチャー企業の役職者を選択肢に入れる

ハイクラス転職で高収入を実現するためには、ベンチャー企業へ管理職として転職することもおすすめです。

本来であればベンチャー企業への転職は大手より年収が下がりますが、役職を付けて転職することで年収アップできる可能性が高くなります。

ベンチャー企業の場合、会社の事業が拡大していくと同時にポストが増えるため、将来においても役職に付ける可能性が高くなります。

ベンチャーに強いおすすめ転職サイト』を活用して、事業が伸びているベンチャー企業や若手向けのポストを募集している会社に転職することで、年収アップを狙うのもハイクラスで高収入を目指す上でおすすめです。

3.転職エージェントを活用する

20代で高収入を目指す場合には、転職エージェントも利用したほうが良いです。

転職サイトを利用して自分で求人を探すのも良いですが、高収入を目指す転職を成功させるには、書類選考や面接対策、年収交渉が重要になってきます。こうしたサポートは転職エージェントを利用することで受けることができます。

20代における高収入転職は、高いスキルが求められるため、転職エージェントと一緒に対策を立てることが必要です。転職サイトと合わせて、転職エージェントも併用してみてください。

転職サイトを利用した転職活動の流れ

ここからは、転職活動をする方向けに転職サイトの特徴、登録の流れ、使い方について説明します。

転職サイトの流れは大きく5つです。

【転職サイトの登録の流れ】
1. 自己分析をする
2. 転職サイトに登録をする
3. 応募書類を作成する
4. 求人に応募する
5. 企業との面接・内定

1.自己分析をする

まずはじめに自己分析をします。求人を探す前に、自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、今後どうなりたいのか、希望年収、希望勤務地、福利厚生など、自分が希望する条件を書き出してみてください。

その際、すべてを叶えることは難しいので、自分の中で譲れる条件と譲れない条件を分けておくのがおすすめです。こうした条件をもとに、求人検索する条件を見極めていきます。

自己分析には「リクナビNEXT」の中にある「グッドポイント診断」を利用してみてください。グッドポイント診断は、リクルートが持つキャリア開発のノウハウを活かして提供している、約30分でできる本格的な診断サービスです。

ビジネスパーソンが持っている強みを18種類に分類し、そのうち自分に当てはまる5つを発見することができます。診断は無料なので、まずはこちらで自己分析をしてみてください。

2.転職サイトに登録する

自己分析が終わったら、転職サイトに登録します。本記事でおすすめした転職サイトに登録し、自分が希望する求人を検索していきます。

転職サイトでは、勤務地や年収、職種、業界、働き方など、さまざまな条件を入力して検索することができます。総合型の転職サイトで数多くの求人を見た後に、特化型の転職サイトで業界を絞って求人を探していくのもおすすめです。この段階では、とにかく多くの求人を見ることを心掛けてください。

3.応募書類を作成する

自分が気になる求人を見つけたら、受かる受からないは別としてとにかく応募してみてください。入社するかどうかは内定後したあとに考えればよいので、とにかく応募数を増やすことが大切です。

応募書類は、主に履歴書と職務経歴書です。エンジニアやデザイナーの方はポートフォリオやスキルシートなども合わせて提出しておくのがおすすめです。

職務経歴書の書き方については【転職】企業に刺さる“戦略的”職務経歴書の書き方(テンプレート付)で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください。職務経歴書のサンプルも置いているので、ダウンロードしてそのまま利用できます。

また、無料で利用できる職務経歴書のテンプレートもあります。リクルートエージェントの中にある「職務経歴書エディター」や「職務経歴書フォーマット」を利用すると無料で書類を作成できるのでおすすめです。書き方についても詳しく解説されているので、応募書類の書き方に困ったら見てみてください。

4.求人に応募する

履歴書や職務経歴書を揃えたら求人に応募してください。応募ボタンを押して、添付書類を送れば完了です。

応募すると企業からDMが届きます。おおよそ7~10日の間で企業から書類選考の結果が届くので、それまではほかの企業の求人を探してみてください。

マイナビの調査によると、各年代別の応募社数の平均は8.4社です。年代別に見ると、年齢が上がると応募者数は増える傾向にあります。

各年代別の応募社数平均
~19歳 4.1社
20~25歳 6.3社
26~30歳 7.1社
31~35歳 8.2社
36~40歳 8.7社
41~45歳 10.1社
46~50歳 12.1社
51~55歳 14.5社
56~60歳 14.5社
61歳以上 15.2社

5.面接・内定

書類選考に通過すると、面接へ進みます。おおよそ3~5回の面接で内定となります。

マイナビの調査によると、転職活動を行って内定を得た人の書類選考通過率は30%、そこから一次面接を通過する確率が30%、その後最終面接を通過し、内定を得る確率は50%とのことです。

これらのデータからみると、転職活動では1社に応募するのではなく、複数の企業に応募するのが重要なポイントになると思います。選考通過率から考えても、内定を得るためには6~10社に応募しておくと良いです。

複数の企業に応募し、面接を受けるにはそれなりに時間がかかります。転職活動はおおよそ3カ月を見ておけば終えられると思います。

20代の高収入転職で注意するべきポイント

20代の高収入転職における注意点をお伝えします。

1.求人の希望条件を絞り過ぎない

20代の転職は、未経験業界や未経験職種への転職が比較的しやすい年代です。

最初から年収や業界、企業規模、福利厚生、ワークライフバランスなどの条件を絞りすぎてしまうと、求人が極端に少なくなってしまい、選択肢が少なくなってしまうので、まずは幅広い求人を見るようにしてみましょう。

幅広く求人を見た後に、譲れる条件と譲れない条件を明確にし、どの程度なら許容できるかを決めておくことが大切です。20代の求人にどんなものがあるのかを知るためにも、まずは転職エージェントに相談してみましょう。

2.ポテンシャル人材であることを伝える

20代の転職に求められるのは「ポテンシャル」です。これまでの経験を活かしてどのように貢献できるかを伝えることが大切になるため、これまでキャリアを整理してきちんとアピールすることが大切です。

どのような点を伝えるかという点については『【転職面接編】面接では“実績のスゴさ”より“プロセスの中身”を語れるー転職面接で見ている3つのポイントとはー』をご覧ください。

3.異業種も視野に入れて転職を考える

20代はポテンシャルを活かした転職ができるため、未経験業界や職種への転職が可能です。

同業界・同職種や異業種・同職種への転職は30代でもできますが、未経験業界への転職は20代のうちがおすすめです。

転職サイト大手のdodaの調査によれば、20代における異業種からの転職割合は、24歳まで72.8%、29歳までが67.2%となっており、30代の65%に比べて高くなっています。

また、リクルートエージェントの調査においても「異業種×異職種」は、20~24歳で52.0%と最大で、年代が上がるにつれ「同職種」転職がメインとなっています。

出典:doda「異業種転職を受け入れる可能性の高い業種は?【最新調査】

20代は未経験への転職がしやすいため、未経験転職も視野に入れてチャレンジしましょう。

4.転職回数が多い20代は不利になる場合がある

20代の転職では、転職回数が多いと書類選考で落とされてしまう可能性が高くなります。

過去の転職理由にもよりますが、短期間での退職・転職が多い場合は「採用してもすぐ辞めてしまうかもしれない」とネガティブに働く可能性が高くなります。過去の転職理由などはネガティブにならないように伝えるようにしてください。

転職回数が多い20代の人は、転職サイトではなく転職エージェントを利用してください。転職エージェントから転職回数が多い点を伝えてもらうほうが書類選考の通過率は上がります。転職回数は必ずしもネガティブに働くわけではないので、転職エージェントを利用して、転職成功に繋げましょう。

まとめ

20代の高収入を目指せる転職サイトをご紹介しました。

20代での転職では、ポテンシャルや成長意欲を見られます。20代は経験やスキルが浅くても「将来性」を重視されるため、他の年代より高収入転職もしやすいです。

20代の転職で転職サイトを選ぶ際は求人数だけでなく、転職エージェントの良し悪しも見るようにしてみてください。20代の転職はキャリアを考える上で大切な時期になるので、転職サイトや転職エージェントを使って幅広く情報収集することをおすすめします。参考なれば幸いです。

執筆者・監修者のmotoについて

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戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など6回の転職を経験後、「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社を上場企業へ売却。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)の代表取締役。著書は『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)、YouTubeチャンネルは『motoの転職チャンネル』がある。

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