
むかつく転職エージェントの特徴
もしあなたが転職エージェントを使う場合に、むかつく転職エージェントに当たることがあるかもしれません。使わないほうがいい転職エージェントの特徴を解説します。
1.希望を無視した求人を紹介してくる
転職相談の段階でキャリア相談にも乗ってくれず、希望を無視した求人紹介しかしてこない転職エージェントは、ダメな転職エージェントの典型的な例です。あなたに合った求人を紹介してくれる可能性はとても低いため、おすすめしません。
2.大量の求人を紹介してくる
大量に求人を紹介してくるだけの転職エージェントもダメです。「数打てば当たる」と大量の求人情報を送り付け、運よく転職が決まったたら儲けもの、と思っている成功報酬目当てのエージェントです。
こういう転職エージェントが送ってくる求人は質が悪いことが多いので、やめておいたほうが良いです。
3.電話やメールがしつこい・遅い
転職しようか迷っているあなたに、根拠もなく転職を勧めて、電話やメールをしつこくしてくる転職エージェントも、成功報酬目当ての可能性が高く、親身になってくれる可能性が低いのでやめておいたほうがいいです。
また、メールや電話のレスポンスが遅い転職エージェントもやめておいたほうがいいです。
4.企業に関する質問をしてもわからない
優秀な転職エージェントほど、企業の内部情報にも精通しているはずです。企業に関する質問をしてもわからないことが多いような転職エージェントの紹介してくる求人情報は信用性に欠けます。
また、たまに業界知識が乏しかったり、特定の企業との癒着からその企業に転職させるために嘘をつくキャリアアドバイザーもいるため注意が必要です。
5.受かりやすい求人しか紹介してこない
あなたの経歴とマッチしていて必ず通過できそうな求人ばかりを紹介してくるエージェントもNGです。優秀な転職エージェントであれば、あなたの経歴から潜在的な能力を見出し、あなたの能力を活かせる企業をマッチングしてくれます。転職エージェント側の都合で、受かりやすい求人ばかり紹介してくる転職エージェントはやめたほうがいいです。
6.上から目線で偉そうな態度や説教をしてくる
転職エージェントの中には上から目線で偉そうな態度を取ってくる人や、中には説教をしてくれる人もいます。
特にベテランになってくると、キャリアの考え方が古かったり、過去の転職事例に当てはめようとしてきたり、自分本位な説教をしてくるケースもあります。偉そうな態度や、上から目線で対応してくる転職エージェントの利用は避けましょう。
むかつく転職エージェントが存在する理由
なぜこのような転職エージェントが存在するのか、その理由を解説します。
1.企業から報酬をもらうビジネスモデル
転職エージェントは、企業から採用条件を確認し、求人情報をデータにします。そして、このデータをもとに求職者の希望条件にマッチした求人を転職者に紹介することで、転職活動のサポートをしています。
画像出典:リクルートエージェント公式サイト
採用企業と転職者をキャリアアドバイザーがマッチングすることで成り立っているのが、転職エージェントの仕組みです。
転職エージェントは、転職希望者と企業の間で雇用契約が結ばれると、利益を得ることができ「あなたの転職後の年収の30~40%ほど」の報酬を受け取ることができるため、転職者からお金を取ることはありません。そのため無料で利用することができるようになっています。
このように、転職エージェントは求職者を企業へ紹介し、企業が求職者を採用した際に成功報酬を貰うビジネスモデルであるため、求職者よりも企業のほうを優先しがちです。そのため、求職者に対して強いコミュニケーションを取ってくる転職エージェントが出てきてしまっています。
こうした裏事情については【転職エージェント裏事情】転職のプロが教えるエージェントの本音と活用方法をご覧ください。
2.キャリアアドバイザーにはノルマがあるため
転職エージェントもビジネスであるため、キャリアアドバイザーにはそれぞれ数字目標というノルマがあります。
そのため転職エージェントは、求職者に1社でも多くの企業を受けてもらい内定につなげようとしてきます。転職エージェントの数字目標は求職者側には直接の関係はないですが、彼らにも目標があって行動しているという事情も、むかつく転職エージェントを生み出す要素の1つになっています。
こうした点は『転職エージェントのデメリットは?活用方法やメリットを専門家が徹底解説』で解説しているので、合わせてご覧ください。
むかつく転職エージェントの対処法
むかつく転職エージェントに当たってしまっても諦めてはいけません。すぐに対処すれば、転職活動を円滑に進めて転職に成功することも可能です。対処法を3つご紹介します。
1.担当の変更を伝える
例えば、転職を急かしてくるキャリアアドバイザーで希望と違う求人を紹介してきたり、勝手に応募してくる場合は、急かす理由を聞いて納得できる理由であれば任せればいいですが、そうでない場合は「自分のペースで進めたい」ときちんと述べ、それでも改善されない場合は担当の変更を申し出ましょう。
2.希望条件を明確に伝える
転職エージェントを使いこなす上で大切なのが、自分の希望条件をきちんと伝えることです。
「すでに退職交渉しているため、すぐに転職したい」「まだ転職は考えていないが、条件に合う求人があれば受けてみたい」「年収400万以上で都内でIT企業の求人がいい」など、あなたが求めていることを転職エージェントにきちんと伝えることが大切です。
キャリアアドバイザーとの面談では、本音で今の状況や希望条件を伝えるようにしてください。
そのような場合のためにも複数の転職エージェントに登録して、情報の比較、キャリアアドバイザーの比較をしてあなたにとってベストな選択をするようにしましょう。
このあたりについては『転職エージェントに見捨てられる理由と対処法』をご覧ください。
3.複数の転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用する場合、複数の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントを複数社利用することで、各エージェントが持つ独自の求人に出会える可能性が高くなります。また、求人の質やキャリアアドバイザーとの相性なども見極めることができるので、多くの転職エージェントを同時に利用するのがおすすめです。
各転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーと話をすることで、さまざまなアドバイスをもらうことができる点も複数の転職エージェントを使うメリットになります。少しでもいい求人に出会うためにも、多くの転職エージェントを利用するようにしてみてください。おすすめの転職エージェントもご覧ください。
このあたりについては『転職エージェントは使わないほうがいい?エージェント以外の転職方法を徹底解説』をご覧ください。
転職エージェントを使わないで転職する方法
むかつく転職エージェントに当たってしまい、転職エージェントを使いたくない場合の転職方法をご紹介します。転職エージェントを使わないで転職する方法は大きく3つあります。それぞれについて解説していきます。
1.転職サイトを利用する
転職エージェントを使わない場合に最もおすすめなのが転職サイトです。
転職サイトには豊富な求人が掲載されています。どんな求人があるのか知りたい転職者や、志望する業界や企業が決まっていない人は転職サイトから使ってみるのがおすすめです。
下記におすすめの転職サイトをいくつかご紹介しておきます。
1:doda
口コミ:doda 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:212,468(2023年9月27日現在)
求人数増減:-624(先週比
【公式サイト】https://doda.jp/
最もおすすめの転職サイトが『doda』。
転職サイトのdodaは求人の幅が広く、若手の未経験でも受けられる求人が多くありました。また、転職サイト内の「人気企業ランキング」も役立つので見ておくと良いです。
dodaは、転職エージェント機能もあるため、たくさんの求人を提案してくれます。いろいろな求人を幅広く見て比較したい、という人に向いてます。
出典:公式サイト
2:リクナビNEXT
口コミ:リクナビNEXT 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:100,903(2023年9月27日現在)
求人数増減:+592(先週比
【公式サイト】https://next.rikunabi.com/
次におすすめの転職サイトが『リクナビNEXT』。
最近はCMなどでも目にする機会が多く、スカウト機能でオファーが届くのも人気の理由になっています。
リクナビNEXTには履歴書と職務経歴書を無料で作成できるツールがあるので、これだけでも利用価値があります。リクナビNEXTを見るときは「新着求人」「人気ランキング」あたりを見ておくと意外と良い求人が出てきます。
出典:公式サイト
3:マイナビ転職
口コミ:マイナビ転職 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:19,581(2023年9月27日現在)
求人数増減:±0(先週比
【公式サイト】https://tenshoku.mynavi.jp/
最後におすすめするのが『マイナビ転職』。
未経験でも応募できる求人が多く、社歴が浅い人におすすめです。他社の転職サイトには掲載されていない穴場的な求人があるためおすすめです。
転職活動をする上では登録しておいて損のないおすすめ転職サイトです。
出典:公式サイト
2.企業の採用ページから応募する
志望企業が決まっている人や、転職サイトに求人がない場合には直接企業の採用ページから応募してみてください。
あまり知名度がない企業や地方企業の場合は、転職サイトなどには求人が掲載されていないケースがあります。こうした場合は企業のHPから応募するしかありません。
履歴書や職務経歴書を準備した上で採用ページからエントリーしたり、お問い合わせ窓口にメールで送るなどで応募することができます。
3.Indeed(インディード)を使う
企業HPに掲載されている求人はIndeedで探すこともできます。目当ての求人が転職サイトにない場合や、企業の求人をまとめて検索したい人は利用してみてください。
Indeed
『Indeed』は世界No.1の求人検索エンジンです。求人サイトや企業の求人ページにある数百万件の求人情報をまとめて検索でき、全国の求人から自分が希望する求人を探すことができます。すべて無料で利用でき、会員登録も不要です。
4.ハローワークを利用する
口コミ:ハローワークインターネットサービス 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:1,235,078(2023年9月27日現在)
求人数増減:+40,634(先週比
【公式サイト】https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
『ハローワーク』は地元の求人に強い求人情報サイトです。地元で転職をしたい人やUターン・Iターン転職したいという人におすすめです。転職エージェントを使わないと決めている方は見てみるとよいでしょう。
ハローワークに掲載されている求人のほとんどが中小企業となっています。企業側は無料で利用できるため、多くの求人を掲載していますが、求人の質はそこまで高くありません。
とはいえ、無料で誰でも利用できるので、どんな求人があるのか見てみてください。
むかつく転職エージェント口コミ
転職エージェントがむかつくという口コミは、SNS上でも多く見られます。ここではネガティブな口コミを中心に掲載します。
同僚が「仕事やめたい」うるさくて最近イライラしてる むかつくから「転職するなら転職エージェント使うといいよ」って言ってあげたがそれは聞きたくないらしいし する気がないなら言うなって
出典:X(旧Twitter)
転職の糞エージェントどもは最初なかなか居ない人材ですよ!勤続年数長いし店長もされてるし大絶賛しとるのがさらにむかつくよなそんなとこで上げてもらわんでええねん
出典:X(旧Twitter)
転職エージェントって成績の為に転職者をバックが高い会社とかブラック企業にぶち込むんだろ。 一回利用した時、お前はどこにも採用されない的な事言われたのもメンタルを折って思い通りの会社にぶち込む為か。 思い通りなるのがむかついたので自分で転職して無事ブラック企業に就職しました。
出典:X(旧Twitter)
聞いてもいないことの報告は、自分もあまりできていないし、難しい面もあると思うけど メールで質問したことには即レス必須でしょ? 転職エージェントさえも即レスしてこないんだけど、本当にむかつく
出典:X(旧Twitter)
母親の転職でエージェントかなんかサービス使ってるっぽいけどいつもこのくらいの夕方~夜に電話掛かってきて生活リズム崩れて(ご飯準備中とかなのに)むかつくからやめてほしい
出典:X(旧Twitter)
あーあーあーほんとクソすぎる 転職エージェントほんとクソすぎる ほんまむかつく
出典:X(旧Twitter)
転職エージェントがむかつくと思っても、原因と対策を知らなければ転職活動は失敗する。なぜなら転職活動は情報戦だからである。転職エージェントがむかつくと言っても、ビジネスモデルを知っていれば腹も立たない。あとはアドバイザーのスキル不足。これは担当者交代か、別のエージェント使用で解決。
出典:X(旧Twitter)
今まで一番糞な転職エージェントだった。 まじでむかつく。
出典:X(旧Twitter)
あと転職エージェントもむかつく。業務を通して英語を磨いていけば〜って。もう私英語喋れるんやって😅今英語使う仕事って言ってるのに。
出典:X(旧Twitter)
つうか今改めて転職エージェントの調子乗りっぷりにむかつく。
出典:X(旧Twitter)
記載されてる給与レンジを実際に出す覚悟のない会社はJD出すなよコノヤロー そんな詐欺まがいのことやるなよコノヤロー ほんとにむかつく それに乗っかってエージェントも「とりあえずの数字なんで…エヘヘ」みたいなこと言うなよコノヤロー おまえ転職エージェントとしての矜持はないのか
出典:X(旧Twitter)
転職エージェント😇💦チーン!もう!むかつく!
出典:X(旧Twitter)
2/7 クソむかつく不動産屋との決着がついたけど、先日の転職エージェントのクソ対応といい、世の中の人は以外と適当に仕事してるんじゃないかって思い始めた。格好だけは立派で、馬鹿らしいよ本当に。
出典:X(旧Twitter)
知ったかぶりは、誰もしちゃいけないけど、1番したらいけないのは、何の仕事だと思いますか? 医療福祉系と転職エージェントだよ! あの知ったかクソエージェント野郎むかつく!あたしは、ひねくれてるから疑って調べますが、素直な子は、あんたのアドバイス聞いて落ちるんですよ?
出典:X(旧Twitter)
転職エージェント3回コールで切りやがるからむかつく
出典:X(旧Twitter)
リクナビネクストのむかつくところは 転職エージェント企業からオファーがくること いや、お前らそんなのを求めてるんじゃない 職を求めてるんだ
出典:X(旧Twitter)
いや!転職エージェント!ハロワみたいな(°_°) 本当むかついたわー(o_o)必死に紹介するとこは辞めた方がいいですよーって。いやお前必死になれよっていう(o_o)
出典:X(旧Twitter)
ていうか今更になってエージェントに「普通は転職の意思を伝えてから転職活動しますよねー」みたいなこと言われてすげーーむかつく そういうの教えてほしいから使ったのに!!!
出典:X(旧Twitter)
転職エージェントの人が今頃!二ヶ月経ってやっと!面接対策するとか言い出して本当にむかつく(^^)
出典:X(旧Twitter)
転職エージェントからとある応募企業へ応募しないか?と、紹介が来たので紹介を頼んだら貴方では推薦できないとかぬかしおった。何のためにメールよこしてんだ!?むかついたので直接応募したったわ。
出典:X(旧Twitter)
転職アンテナコンシェルジュ
口コミ:転職アンテナコンシェルジュ 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://tenshoku-antenna.com/service/tenshoku-concierge
転職アンテナが運営を行っているコンシェルジュサービス『転職アンテナコンシェルジュ』では、第三者であるキャリアコンシェルジュに無償でキャリア相談ができます。
オンラインで行われる面談では、今後のキャリアをどう築き上げていくかについて一緒に考え、転職だけでなく現職への残留も含めて幅広い視点でのアドバイスが受けられます。
また、転職活動を進める上でポイントとなる転職サイトや転職エージェントの活用方法、自己分析から書類の作成方法、面接対策まで一人ひとりの立場に立ったアドバイスが受けられるので、ぜひこちらも活用してみてください。
むかつく転職エージェントまとめ
むかつく転職エージェントの特徴と対処法について解説しました。
転職エージェントの担当者と相性が合わないと感じたら、ダラダラと付き合いを続けるよりも担当変更を伝えるほうが転職活動をスムーズに進めることができます。転職活動はタイミングや相性が大切なので、無駄な時間を過ごさないためにも本記事を参考にしてみてください。
それでも転職エージェントを使う場合には『転職エージェントの選び方』を参考にしてみてください。
執筆者・監修者のmotoについて
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戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など6回の転職を経験後、転職メディアを上場企業へ売却。現在は「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社およびHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)の代表取締役。著書は『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)、YouTubeチャンネルは『motoの転職チャンネル』がある。