フリーターにおすすめの転職エージェント
日本には、約26,000社の転職エージェント(厚生労働省 令和4年度職業紹介事業報告書)が存在し、年間約60万人もの人が転職エージェントを利用して実際に転職をしています。
その中でも、フリーターの転職に最もおすすめの転職エージェントは下記の2社です。
■ すぐに登録できるフリーター向け転職エージェント
→『リクルートエージェント』
■ フリーターの転職に強い転職エージェント
→『マイナビエージェント』
上記2つがフリーターにおすすめの転職エージェントとなりますが、本記事では求人数や特徴、口コミによる評判などもご紹介しますので、自分に合った転職サイトを見つけてみてください。
本記事は、転職の専門家であるmotoが、フリーターにおすすめの転職エージェント・サイトを比較・ランキング形式でご紹介しています。20代や30代など年齢別や女性向け、目的別にフリーターにおすすめの転職エージェントをご紹介します。
フリーターで転職を考えている人やキャリアに悩んでいる人、どの転職サイトを使うか迷っている人は参考にしてみてください。
※全年代におすすめの転職サイト、転職エージェント記事も合わせてご覧ください。
フリーターにおすすめの転職エージェント人気比較ランキング
フリーターにおすすめの転職エージェントをランキング形式でご紹介します。
1:マイナビジョブ20’s
口コミ:マイナビジョブ20’s 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:5,973(2024年11月20日現在)
求人数増減:+71(先週比↑up)
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
『マイナビジョブ20’s』はフリーターや未経験歓迎の求人が充実しており「未経験歓迎」で検索できるなど、サービス自体が使いやすいのが特徴です。また、キャリアアドバイザーのサポートもしっかりしていることで定評があります。
サイト内にある適性診断やキャリアアドバイザーとの面談で、あなたに合った求人を紹介しれくれるため、転職者の定着率も約94.6%と高い数字を出しています。
フリーターや未経験者の転職ノウハウも多く保有しているので、未経験職種や業種への転職を考える人におすすめです。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
2:UZUZ(ウズキャリ)
口コミ:UZUZ(ウズキャリ) 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
【公式サイト】https://uzuz.jp/
『UZUZ』は、面談に他社の10倍時間をかけるというサポート体制が魅力で「内定率86%」「定着率96.8%」という高い実績を持っています。
また、キャリアアドバイザーが全員第二新卒経験者の20代であるため、彼らの経験も踏まえてキャリア相談に乗ってくれます。
掲載されている求人数は多くないですが、各企業とのつながりが深いため、求人や企業について詳細な情報を共有してくれます。厳選したフリーターや未経験歓迎求人を紹介してほしい人におすすめの転職エージェントです。
出典:公式サイト
3:DYM就職
口コミ:DYM就職 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://www.dshu.jp/
『DYM就職』はフリーターの転職に強い転職エージェントです。
DYM就職は「学歴不問・職歴不問」をコンセプトに掲げている転職エージェントで、専任のキャリアアドバイザーが面談を通して一人ひとりに合った求人を紹介してくれます。
DYM就職は、書類や面接の選考通過率が高い点や、正社員としての採用率が高い点が評価されており、フリーター・ニートなど経歴に自信が持てない人も安心して利用できる転職エージェントです。
未経験歓迎、経歴不問、正社員の求人を探しているフリーターにおすすめです。
出典:公式サイト
4:就職Shop
口コミ:就職Shop 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:11,000件以上(2024年11月20日現在)
【公式サイト】https://www.ss-shop.jp/
『就職Shop』はリクルートが運営する転職サイトで、フリーターや未経験歓迎の求人だけで約10,000社を超える企業の求人が掲載されています。
就職Shopの特徴に、書類選考をスキップして面接へ行けるというメリットがあります。すぐに面接に進むことができるので、フリーターでも内定まで効率的に転職活動を行うことができます。
面接などの選考対策も充実しているため、未経験の職種や業界への転職でも安心して利用できるのでおすすめです。
※就職Shopは、2024年12月26日以降にリクルートエージェントと統合予定のサービスとなります
出典:公式サイト
5:ハタラクティブ
口コミ:ハタラクティブ 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:4,678(2024年11月20日現在)
求人数増減:+16(先週比↑up)
【公式サイト】https://hataractive.jp/
『ハタラクティブ』はレバレジーズ株式会社が運営するフリーターやニート、既卒者、第二新卒者、その他転職を考えている未経験者にした特化した転職エージェントです。
ハタラクティブで内定獲得した人の86.5%が大手に内定しており、求人の80%以上が「未経験可」の正社員求人となっています。スキルや経歴に自信がない人、未経験での転職などの支援を得意としており、面談を通じてあなたに合った求人を紹介してくれます。
フリーター向けの転職エージェントの中ではトップクラスの求人数を保有しているため、キャリアの選択肢を広げるためにもフリーターにおすすめの転職エージェントです。
出典:公式サイト
手厚いサポートをしてくれるフリーター向け転職エージェント
手厚いサポートをしてくれるフリーター向けの転職エージェントをご紹介します。
1:キャリアスタート
口コミ:キャリアスタート 評判を確認
おすすめ度:★★★・・
【公式サイト】https://careerstart.co.jp/
『キャリアスタート』は、フリーターだけでなく、第二新卒や既卒、未経験などの経験の浅い20代にも特化した転職エージェントです。
転職エージェントとしては10年以上の実績があり、自分に合った仕事がわからない人でも、独自の適性診断によって求人を紹介してもらえます。
また、無料でもらえる転職のノウハウが詰まったコンテンツには、転職成功者1万人の声が書かれており、転職する上でやるべきことがまとめられています。フリーターでの転職を考える人におすすめの転職エージェントです。
出典:公式サイト
2:JAIC(ジェイック)
口コミ:JAIC(ジェイック) 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
【公式サイト】https://www.jaic-college.jp/
『JAIC』は、テレビ番組「おはよう日本」や「ガイアの夜明け」「ニュースZERO」などに取り上げられ、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」に認定されている転職エージェントです。
フリーターなどの社会人経験が少ない人に対しても求人を紹介してくれるので、フリーターかつ未経験の転職におすすめです。
JAICには「就職カレッジ(旧営業カレッジ)」という研修があり、ビジネスマナーや営業の基礎を学ぶことができます。この研修を受講することで、JAICが厳選した企業のうち20社に書類選考なしで面接まで進むことができるため、フリーターで正社員転職を考えている人におすすめです。
出典:公式サイト
3:Re就活エージェント
口コミ:Re就活エージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:12,386(2024年11月20日現在)
求人数増減:+437(先週比↑up)
【公式サイト】https://re-katsu.jp/career/agent/
『Re就活』は、東証プライム上場企業の株式会社学情が運営するフリーターや高卒向けの転職エージェントです。
東京商工リサーチが2024年6月に行った調査で『20代が選ぶ20代向け転職サイト』で6年連続No.1に選ばれており、多くの20代が利用しています。未経験の職種や業種への転職を目指す20代のフリーターにおすすめです。
転職サイトとして求人を探すだけでなく「Re就活エージェント」というエージェントサービスも利用できるため、初めて転職・就活するフリーターにもおすすめです。
出典:公式サイト
4:リクナビNEXT
口コミ:リクナビNEXT 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:765,000件以上(2024年11月20日現在)
【公式サイト】https://next.rikunabi.com/
『リクナビNEXT』もフリーターの転職におすすめです。転職サイトの最大手となり求人数が多くて探すのも大変なので、スカウト機能へ登録してオファーをもらう形で使うのがおすすめです。
リクナビNEXTには、履歴書と職務経歴書を無料で作成できるツールがあるので、これだけでも利用価値があります。
フリーターの人がリクナビNEXTを見るときは「新着求人」「人気ランキング」あたりを見ておくと意外と良い求人が出てきます。
出典:公式サイト
フリーター向けの求人数が多い転職エージェント
フリーター向けの求人数が多いおすすめの転職エージェントをご紹介します。
1:リクルートエージェント
口コミ:リクルートエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:495,676(2024年11月20日現在)
求人数増減:+2,536(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
『リクルートエージェント』は人材業界大手のリクルートが展開する転職エージェントサービスで、保有求人数は業界最大数を誇ります。非公開求人だけで10万件以上あるため、フリーターでも自分に合った求人を見つけられる可能性が高いです。
リクルートエージェントは、各業界を熟知したキャリアアドバイザーが面談を行ってくれるため、未経験でも転職できる求人を紹介してくれます。未経験の仕事に転職したいすべての人におすすめの転職エージェントです。未経験歓迎の求人数も最も多いです。
業界最大手の転職エージェントであるリクルートエージェントはシステムが使いやすく、転職エージェントとの面談の日程調整がしやすいのも特徴です。
また土日でもしっかりと対応してくれます。掲載されている求人の質の高さや、面接後のフォローなどの満足度が非常に高い転職エージェントです。
出典:公式サイト
2:マイナビエージェント
口コミ:マイナビエージェント 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
『マイナビエージェント』は転職サポートが充実しています。マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは複数の業界を担当するため、さまざまな業界の情報を知ることができます。
また、企業を担当するリクルーティングアドバイザーが、職場の雰囲気や企業情報を詳しく教えてくれるので、面接対策などにも役立ちます。
マイナビエージェントには、ほかにも「ITエージェント」「営業エージェント」「金融エージェント」など、細分化したサービスもあるため、業界ごとに登録しておくのもおすすめです。
※マイナビのプロモーションを含みます
出典:公式サイト
3:とらばーゆ女性の転職
口コミ:とらばーゆ 評判を確認
おすすめ度:★★★★・
公開求人数:142(2024年11月20日現在)
求人数増減:+14(先週比↑up)
【公式サイト】https://toranet.jp/
3『とらばーゆ女性の転職』は、女性に人気のある正社員の事務の求人情報が豊富に掲載されている転職サイトです。
女性にフィットするこだわり検索で転職などに重要なメリット・働き方を絞り込みできます(例:正社員、産休・育休取得実績あり、18時までに退社、髪型自由など)。
1980年創刊で、女性向け転職のための求人情報メディアとして40年以上の信頼と実績があるため、おすすめできる転職サイトです。
出典:公式サイト
フリーターにおすすめの就職支援サービス
転職エージェントを利用しても転職がうまくいかない場合には、公的支援サービスの利用も検討しましょう。下記におすすめの転職支援サービスをご紹介します。
1:ハローワーク
口コミ:ハローワークインターネットサービス 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
公開求人数:1,180,724(2024年11月20日現在)
求人数増減:+66,391(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
『ハローワーク(公共職業安定所)』は、求職者に対して、さまざまなサービスを無償で提供する厚生労働省運営の総合雇用サービス機関の求人サイトです。
全国に500カ所以上の窓口があり、豊富な求人情報をもとにした「職業紹介」のほか、「雇用保険」「雇用対策」などの国の制度と組み合わせて、地域のさまざまなニーズに応える雇用支援が実施されています。未経験であっても利用できるのでおすすめです。
2:わかものハローワーク
『わかものハローワーク』は、全国22カ所で正社員を目指す若者(概ね35歳未満)の就職支援を行っているサービスです。
就職支援ナビゲーターが個別支援を行い、職業相談や紹介、応募書類の添削、セミナー受講などの無料で受けることができます。求人情報の検索だけでなく、就職後のフォローや職業訓練なども受けることができるため、未経験で転職する人におすすめです。
3:ジョブカフェ
口コミ:ジョブカフェ 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://www.tokyoshigoto.jp/young/job_cafe/
「若年者のためのワンストップサービスセンター」の通称が『ジョブカフェ』です。自分に合った仕事を見つけるためのさまざまなサービスを無償で受けることができます。
ジョブカフェは、各都道府県のハローワーク(一部出張所あり)に併設されており、地域の特色を活かした就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを受けることができます。フリーターで転職したい人におすすめです。
4:サポステ
口コミ:サポステ 評判を確認
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://saposute-net.mhlw.go.jp/
『サポステ』は、厚生労働省が運営する就職・転職支援機関で、正式名称は地域若者サポートステーションです。
コミュニケーション講座や職業体験、ビジネスマナー講座、パソコン講座など、就職や転職に必要な能力やスキルを身に着ける講座を行っています。
「働きたいけど、どうしたらよいのかわからない」「働きたいけど、人間関係のつまずきで退職後、ブランクが長くなってしまった」など、働くことに悩みを抱えている人の就労を支援しています。
全国に177の拠点があるので、利用したい方は地元の拠点を検索してみてください。
フリーター向け転職エージェントの選び方
フリーターの転職における転職エージェントの選び方についてご紹介します。
転職エージェントの選び方を間違ってしまうと、よりよい求人を見つけることが難しくなります。転職サイトや転職エージェントを選ぶ際のポイントとしては以下の3つを意識してみてください。
1.求人数の多い転職エージェントを選ぶ
フリーターの転職では、まず数多くの求人を見ることをおすすめします。さまざまな求人を見た上で自分に合った求人を選ぶことが大切なので、まずは求人数の多い転職エージェントを使うのがおすすめです。リクルートエージェントやマイナビエージェントが代表的な転職エージェントです。
まずは数多くの求人を見て、その中で未経験でも受けられる求人を選ぶようにしてください。おすすめ転職エージェントの記事も合わせてご覧ください。
2.職種や業界に特化した転職エージェントを選ぶ
転職エージェントには、特定の業界や職種に特化したエージェントもいます。フリーターの転職は、転職未経験や未経験職種・業界の転職ノウハウを多く持つ特化型の転職エージェントを利用するのがおすすめです。マイナビジョブ20’sやRe就活は特化型の転職エージェントと言えるでしょう。
フリーターの場合は、転職ノウハウを多く持つマイナビジョブ20’sを利用すると、転職活動がスムーズにいくと思います。
3.エージェント機能のある転職サイトを選ぶ
転職サイトの中には、転職エージェント機能を持った転職サイトもあります。dodaやリクナビNEXTがエージェント機能を持った転職サイトです。
転職エージェント機能を持っているサイトを利用すると、非公開求人を見つけることができるため、より質の高い求人を見つけることができるようになります。また、書類の添削や面接対策もしてもらえるので、フリーターの場合はエージェント機能のある転職サイトを選ぶのがおすすめです。
フリーターに強い転職エージェントを利用する流れ
上記でも述べたように、気になる求人があるときは転職エージェントを併用して応募してみてください。
転職エージェントの登録の流れは大きく5つです。
【転職エージェントの登録の流れ】
STEP1. 転職エージェントに登録する
STEP2. 面談・カウンセリングを受ける
STEP3. 希望する求人の紹介を受ける
STEP4. 書類添削・面接対策
STEP5. 企業との面接・内定
1.転職エージェントに登録する
まずはじめに、本記事でおすすめしている転職エージェントに登録します。登録するとすぐに「面談のご案内」という連絡がメールや電話で届きます。
メールには担当者との面談の日時調整を行うように書かれているので、転職エージェントの担当者と面談の日程を調整してください。面談は転職エージェントとの面談なので、気軽に受けてください。
2.面談・カウンセリングを受ける
転職エージェントとの面談は、オンラインか電話、または対面で行います。
担当エージェントと会話をする中で「なぜ転職するのか」「どのような求人が希望か」「どんなキャリアにしたいか」など、ざっくばらんにキャリアについて話をするだけです。
転職エージェントはこの会話をもとにあなたに合った求人を紹介してくれるので、取り繕わずに、思ったことをそのまま伝えてみてください。ここでのコミュニケーションがズレてしまうと、紹介してもらえる求人に満足できなくなる可能性があるので、素直に伝えることを心掛けてください。
転職エージェントとの面談は約1時間程度で、専任のエージェントとの1対1のケースがほとんどです。
3.希望する求人の紹介を受ける
面談後、即日~3日間ほどであなたに合った求人をメールで紹介してくれます。
もし気になる求人があったら、担当者に連絡して応募してみてください。すぐに書類選考、面接へと進むことができます。
もし自分の希望とは合わない求人が送られてきたら、その旨について担当者に連絡してください。それでも自分に合った求人が届かない場合は、転職エージェントの担当者変更を申し出るか、ほかの転職エージェントと面談をして自分に合うエージェントを見つけることをおすすめします。
4.書類添削・面接対策
気になる求人を見つけたら、応募する前に転職エージェントに連絡し、書類の添削を依頼してください。
転職エージェントはすべて無料で利用でき、書類の添削から面談、入社時期交渉や年収交渉まで行ってくれます。第三者となる転職エージェントがやってくれるので、転職活動をストレスなく効率的に行えるのがメリットです。
履歴書や職務経歴書を作成したら転職エージェントに添削してもらい、問題なければ応募してもらってください。また、不安であれば面接対策なども行ってもらえるので「面接対策をしてほしい」と伝えてください。
過去にどんな質問をされたのか、どんな人が内定したかなど、詳細に教えてもらえるので、詳しく聞いて面接の対策をしていってください。
また、合わせて面接の対策本も読んでおくと良いです。『【厳選】転職の面接対策に役立つ本当におすすめの本10選』も参考にしてみてください。
面接でどんなことを話せばいいかについては「【対策必須】転職で面接対策しないと難しい質問と回答を転職の専門家が徹底解説」を合わせて読んでみてください。
5.企業との面接・内定
書類選考を通過すると企業との面接になります。
マイナビの調査では、転職希望者の応募社数平均は8.4社なので、とにかく数多くの企業に応募して面接を受けることをおすすめします。場数をこなすことで面接にも慣れていきます。
面接の結果については転職エージェントから連絡がきます。面接が終わったあとに不安であれば転職エージェントに連絡し、企業側へ印象の確認をしてもらうこともおすすめです。
「緊張してうまく話せなかった」「思ったように伝えられなかった」など、面接で感じたことを素直に転職エージェントに伝えておくと、転職エージェントが企業側にその旨を連絡してくれます。このやり取りをしておくことも転職活動における大切なポイントです。
無事内定となれば、転職エージェントを通じて年収交渉を行って転職活動は終了となります。
フリーターから正社員への転職を成功させるポイント
フリーターでの転職を成功させるためには、下記の3つのポイントを意識してみてください。
1.フリーターになってしまった理由を言語化する
フリーターの転職で大切なのは、転職理由や、フリーターになってしまった理由を明確にしておくことです。
フリーターの転職の場合、経歴やスキルより、人柄ややる気、ポテンシャルが重視されます。そのため「なぜフリーターから正社員にチャレンジしたいのか」「フリーターでも活躍できる理由」などをきちんと用意しておくことをおすすめします。
履歴書や職務経歴書の添削、面接の対策などは転職エージェントが無料で対応してくれるので、転職エージェントにも相談してみてください。
2.優秀なキャリアアドバイザーを探す
転職エージェントは、会社名よりも担当者で決まります。
求人を見ているデータベースはどの転職エージェントも同じなので、どんな求人を紹介してくれるか、どれくらい企業と付き合いがあるかといった担当者個人の力量によって転職の成功率が変わってきます。
もし自分と合わない担当者に出会ったら、変更を申し出るかほかの転職エージェントを利用するようにしてください。
転職エージェントとの面談については「【面談】転職エージェントとのキャリア面談で伝える内容と回答のポイント」にまとめているので、合わせてご覧ください。
3.転職サイト・転職エージェントを複数利用する
フリーターでの転職には複数の転職サイトや転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職サイト最大手である『リクナビNEXT』の調査によると、転職サイト利用者の平均登録数は2.1社ですが、転職決定者の平均登録サイト数は約2倍の4.2社となっています。
転職決定者は約4社の転職サイトを利用しているため、未経験者の場合は、4~5社の転職サイトに登録するほうが転職活動は効率的に進めることができるでしょう。転職サイト記事も合わせてご覧ください。
フリーターから正社員を目指す場合の注意点
フリーターから正社員転職を希望する場合、年代や職種によって、注意すべきポイントがあります。ここでは年代や職種別に解説します。
1.できるだけ早く就職活動をする
フリーターから正社員を目指す人は、できるだけ早く就職活動することをおすすめします。
『労働政策研究報告書』によると、1年以内の就職活動で68%のフリーターが正社員となっていますが、5年以上経過すると32%しか正社員になっていません。
上記の調査からわかるように、フリーターの期間が長くなると正社員として就職するのが難しくなっていくため、早めに就職活動をしておきましょう。
2.ブラック企業の求人に注意する
フリーターから正社員になる場合には、ブラック企業の求人に注意しましょう。
特に「未経験歓迎」や「即戦力募集」などの求人は危険です。研修がなかったり、離職率が高い職場である可能性があります。
転職サイトの求人にある「幹部候補募集」はただの営業マン採用だし「即戦力募集」は研修とOJTないだけだし「第二創業メンバー募集」は離職率高い職場だし「ベテランが多い安心な職場」は若手が定着してないだけ。どれも聞こえは良いけど募集の背景は面接で確認した方がいいよ。結構違うこと多いから。
— moto (@moto_recruit) August 9, 2018
こうしたリスクを回避するために、転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーに企業の情報を詳しく教えてもらうようにしてください。
また、合わせて転職・就職の口コミサイトなども利用して評判を確認しておくことをおすすめします。
3.希望条件を絞りすぎない
フリーターから正社員へ転職する際には、希望条件を柔軟にしておくことをおすすめします。
例えば、希望年収が高すぎたり、今の状況から転職するのが難しい企業ばかりを志望していたりする場合、転職エージェントから「もう少し条件を下げないと厳しいかもしれません」とアドバイスされることがあります。
しかし、そのアドバイスを無視して、決まりそうにない転職先ばかりを要求すると転職エージェントに相手にされなくなる可能性が高くなります。
希望条件を絞りすぎず、柔軟にしておくことでより良い求人に出会える可能性が高くなります。
もし仮に、転職エージェントに相手にされない場合には、『転職エージェントに相手にされない!対処法と理由を解説』をご覧ください。
フリーター向けおすすめ転職エージェントまとめ
フリーターの転職におすすめの転職エージェントをご紹介しました。
フリーターの転職では、これまでの経験の共通点などもアピールすると成功率が高まります。ぜひ本記事を参考に、フリーターの転職を成功させてみてください。
執筆者・監修者のmotoについて
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Follow @moto_recruit
戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など6回の転職を経験後、「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社を上場企業へ売却。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)の代表取締役。著書は『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)、YouTubeチャンネルは『motoの転職チャンネル』がある。