【厳選】無料求人サイトランキング|求人掲載が無料のおすすめ求人サイトを比較解説

無料求人サイトランキング

日本には、約19,000社の求人サイト(厚生労働省「職業紹介事業報告書」)が存在し、年間約60万人もの人が求人サイトを利用して転職をしています。

昨今では求人サイトが増加していることから「どの求人サイトを利用すべきか?」「無料求人サイトのおすすめはどこなのか?」「有料と無料、どちらの求人サイトが良いかわからない」と悩む人が多くいます。

そこで本記事では、無料求人サイトをランキング形式でご紹介し、それぞれのメリット・デメリットについても解説します。

無料求人サイトとは

無料求人サイトとは、ハローワークなどの公的機関、リクルートのような民間企業が提供する無料で求人情報を掲載できるインターネットサービスを指します。

無料求人サイトは、求人の掲載から応募管理まで、すべて無料で行うことができます。転職サイトと違い、会員登録などをしなくても求人検索をすることができるのが求職者にとってはメリットとなります。

無料求人サイトの中には、一定期間無料で利用した後に、有料へ移行するサービスもあるため、お試しで利用した後に有料で利用するのも良いでしょう。

「何とか採用コストを抑えたい」と考える企業には、無料で掲載できる求人サービスの利用がおすすめです。

無料求人サイトランキング

ここからは無料で利用できる求人サイトをランキング形式でご紹介します。

無料求人サイトランキング
求人ボックス 国内最大級700万件以上の求人を掲載
Indeed リクルートが運営する世界No.1の求人サイト
スタンバイ・Yahoo!しごと検索 Yahoo!しごとカタログとの連動で各社口コミ閲覧が可能
Googleしごと検索(Google for Jobs) Googleの検索エンジンに表示される求人機能
ハローワークインターネットサービス 国が運営する無料求人サイト

1位:求人ボックス

求人ボックス

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:7,127,398(2023年3月22日現在)
【公式サイト】https://求人ボックス.com/

求人ボックス』は、「食べログ」や「価格.com」などを展開するカカクコム社が運営する無料求人サイトです。

求人ボックスの月間利用者数は約700万人を超え、日本最大級の求人検索エンジンとなっています。

日本市場向けに開発された求人サイトであるため、日本企業が使いやすい機能が多く、使いやすいシンプルなサービスになっています。

求人ボックスには約700万件以上の求人が掲載されていますが、独自の基準で求人を評価し、検索するユーザーに最適な求人が表示されるように工夫されています。まずは無料で求人サイトを利用したい企業におすすめの求人サイトです。

出典:公式サイト

2位:Indeed

Indeed

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:7,694,042(2023年3月22日現在)
【公式サイト】https://jp.indeed.com/

Indeed』はリクルートグループのIndeed Japanが運営する無料求人サイトです。Indeedは世界60カ国以上で利用されている世界最大級の求人検索エンジンで、日本における利用企業数は17万社以上にものぼります。

Indeedの月間利用者数は約3,500万人となっており、多くの求職者が求人検索のために利用しています。

Indeedは無料で求人を掲載できますが、有料で掲載することも可能です。有料で求人掲載すると、表示回数が増えたり、より最適な形で検索結果画面に表示されるため、求職者の目に留まりやすくなります。

求職者は会員登録などをせずに利用できるため、多くの求職者にアプローチすることができます。

出典:公式サイト

3位:スタンバイ・Yahoo!しごと検索

スタンバイ・Yahoo!しごと検索

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:7,884,507(2023年3月22日現在)
【公式サイト】https://jp.stanby.com/

スタンバイ・Yahoo!しごと検索』は、国内最大級の求人サイトです。掲載求人数は常時800万件を超えています。

スタンバイはYahoo!しごとカタログ(Yahoo!JAPANが運営する企業情報のサイト)と連動しているため、各企業の口コミなどと合わせて閲覧されています。

スタンバイに求人を無料で掲載すると「Yahoo!しごと検索」にも同時に掲載される仕組みになっています。また、スタンバイに有料で掲載すると、Yahoo!しごと検索でもキーワード検索と連動して上位に表示されるため、求人の露出を増やすことができます。

Yahoo!を利用するユーザーへのアプローチにおすすめの無料求人サイトです。

出典:公式サイト

4位:Googleしごと検索(Google for Jobs)

Googleしごと検索

Googleしごと検索」は、Googleの検索エンジンに表示される求人機能の1つです。

求人に関するキーワードの検索結果に、求人情報を優先的に表示して求職者へアプローチする仕組みになっています。転職情報をGoogle検索する求職者は多いため、Googleしごと検索で上位に求人が表示されるのはとても効果的です。

Googleしごと検索には有料プランがなく、すべて無料で利用するとができます。そのため、あまり採用に予算がかけられないという企業におすすめです。

出典:公式サイト

5位:ハローワークインターネットサービス

ハローワークインターネットサービス」は国が運営する無料求人サイトです。

ハローワークは全国540カ所に設置され、職業紹介や職業訓練、雇用対策など、雇用に関する総合的なサポートを行っています。

ハローワークは、20代からシニアまで幅広い年齢層の求職者が利用しているため、幅広い層にアプローチができます。

ハローワークインターネットサービスに求人を掲載すると、ハローワークのインターネットサービスだけでなく、ハローワーク内に設置されたパソコンやIndeedにも求人が無料で掲載されます。

費用をかけずに採用したい企業におすすめの無料求人サイトです。

出典:公式サイト

無料求人サイトのメリット

無料求人サイトをランキング形成でご紹介しましたが、ここからは無料求人サイトのメリットについて解説します。

1.費用がかからない

無料求人サイトを利用する最大のメリットは、費用がかからない点です。

転職サイトを利用して求人情報を掲載した場合、求人掲載料として数十万円~数百万円、転職エージェントを利用して採用した場合も成功報酬で数百万円がかかります。

しかし、今回紹介している無料求人サイトは、こうした費用が一切かからず、無料で採用活動ができるため採用コストの削減につながります。

2.求人の露出を増やすことができる

無料求人サイトは無料で利用できるため、予算を気にせずに複数の求人サイトへ求人を出すことができます。

求職者によって見ている求人サイトは異なるため、さまざまな求人サイトへ求人を掲載することで、露出を増やすことができます。

また、複数の求人サイトを利用することで、1人の求職者が目にする機会も増えるため、自社への認知も高まります。自社のプロモーションを無料でできる点も大きなメリットと言えるでしょう。

3.すぐに募集をかけられる

無料の求人サイトのメリット3つ目は、すぐに募集を出せる点です。

無料のフリーペーパーや有料の転職サイトは、発行日や掲載日が決まっているため、すぐに求人を掲載することができません。

一方、無料求人サイトは企業アカウントを作成するだけで、すぐに求人を作成し、インターネット上に掲載することができます。また、求人掲載後の修正もすぐに行うことができるため、常に最新の情報を提供することも可能です。

無料求人サイトのデメリット

メリットについてご紹介しましたが、ここからは無料求人サイトのデメリットについてご紹介します。

1.求人を見てもらえる可能性が低い

無料求人サイトは求人掲載に費用がかからないため、数多くの企業が求人を掲載しています。そのため、自社の求人が他社に埋もれてしまい、見てもらえる可能性が低くなります。

無料求人サイトの大手であるIndeedや求人ボックス、スタンバイといった無料求人サイトは、無料で求人を掲載できますが、有料にしないと自社求人の露出を高めることができない仕組みになっています。無料で利用しているうちは、自社求人が上位に表示されることはありません。

無料で利用できる一方で、効果が出づらい状態になるため、無料掲載だけに頼らず、有料プランも予算に合わせて検討してみてください。

2.求人作成のサポートがない

大手転職サイトの場合、求人を掲載する際には営業担当者がサポートを行ってくれます。求人原稿の作成や分析、改善に向けた提案など、求人掲載に必要なサポートを行ってくれますが、無料求人サイトには担当がつきません。

有料の転職サイトのようなサポートを受けることができないため、オペレーションコストがかかります。

求人掲載に関する知見やオペレーション、広告掲載に関するマーケティングスキルなどがないと、成果を出すことが難しくなる可能性があります。

3.急募求人に不向き

有料の転職サイトの場合、急募で募集をする際には、サイト内で上位表示できるオプションや、特定の枠に求人情報を掲載できる枠などがありますが、無料求人サイトにはそのようなプランがありません。

また、無料求人サイトの場合、掲載できる文字数や写真の枚数に制限があり、十分な求人をつくることができないケースもあります。そのため、急な募集をしたり、魅力的な求人をつくることが難しいというデメリットもあります。

無料求人サイトと合わせて利用したい有料求人サイト

無料の求人サイトだけでは十分ではない、と考える企業におすすめの有料求人サイトをご紹介します。

1:リクナビNEXT

リクナビNEXT

口コミ:リクナビNEXT 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
公開求人数:102,596(2023年3月22日現在)
【公式サイト】https://next.rikunabi.com/

「リクナビNEXT」は約1,200万人の求職者が利用する求人サイトです。

リクナビNEXTは中小企業から大企業まで、幅広い企業が利用しています。リクナビNEXT掲載企業のうち、従業員数50名以下の企業は50.4%、1,001名以上の企業は14.3%となっています。

また、利用企業の業種はサービス、不動産・建築、メーカー、小売、IT・通信など、多岐にわたります。予算がある場合にはリクナビNEXTの掲載も検討することをおすすめします。

2:マイナビ転職

マイナビ転職

口コミ:マイナビ転職 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:17,755(2023年3月22日現在)
【公式サイト】https://tenshoku.mynavi.jp/

「マイナビ転職」は、全国の求人情報を掲載する総合求人情報サイトです。常時8,000件以上の求人情報を掲載しており、約700万人の会員が利用しています。

就職活動やアルバイト探しでマイナビサービスを利用した若手社会人が利用しているため、20代や第二新卒、30代の採用に強みを持っています。

若手の採用を検討している企業におすすめです。

3:エン転職

エン転職

口コミ:エン転職 評判を確認

おすすめ度:★★★★・
公開求人数:5,496(2023年3月22日現在)
【公式サイト】https://employment.en-japan.com/

「エン転職」は会員数が約1,000万人を超える有料求人サイトです。

エン転職には、会社の雰囲気を伝える動画機能や、エン転職の記者による取材記事などを入れられるため、プロモーションから入社後のイメージを膨らませることのできる設計になっています。

登録会員の7割以上が35歳未満となっており、34歳以下の割合においては主要転職サイトの中でNo.1となっています。ミドル層の採用を検討する企業におすすめです。

無料求人サイトを使って採用成功するポイント

無料求人サイトを使って採用成功するポイントを解説します。

1.採用ターゲットを明確にする

無料求人サイトを利用して採用成功するには、採用したいターゲットを明確にすることが大切です。

採用したいターゲットが明確になっていないと、どの求人サイトを使うべきか、企業紹介ページの内容をどうすべきかを決めることができません。

自社がどのような人材を求めているのか、そのターゲットはどのようなポイントに魅力を感じるのかなどを明確化しましょう。年齢や経歴、担当業務の内容やスキルなど、採用ターゲットを明確にしてから求人サイトを利用することで、採用成功に繋がります。

2.自社の訴求ポイントを明確にする

無料求人サイトで効果を最大化するには、自社の魅力を的確にアピールすることが重要です。

無料求人サイトには、数多くの求人が掲載されているため、求職者を引きつけるための情報が必要になります。採用したいターゲットを明確にするだけでなく、自社のどのようなポイントに求職者が惹かれるかを考えて、応募してもらえる内容になるよう工夫してください。

代表のコメントや、働いている社員の様子など、入社後の働き方や雰囲気が想像できる内容になっていると、求職者に選ばれやすくなります。

3.同業他社の求人と比較する

同業他社の求人と自社の求人を比較することも大切です。求職者の多くは、給与や休日、残業の有無や福利厚生などの条件を比較しながら、応募する企業を決定します。

そのため、同業他社より給与が低い、福利厚生がないな他社と比較して条件面で劣っている部分があれば見直すことも必要です。

どんなに魅力的な求人ページを作成しても、同業他社に比べて条件面で劣っていると応募は集まりません。無料求人サイトだからこそ、自社の条件面をきちんと見直しましょう。

4.有料求人サイトも合わせて利用する

無料求人サイトはサポートなどがつかないため、効果的な施策を打ちにくいというデメリットがあります。こうした点を有料求人サイトで補うのもおすすめです。

無料求人サイトだけでは効果を十分に発揮できない可能性が高いため、有料求人サイトも合わせて利用してみてください。

無料求人サイトを複数利用しながら、有料求人サイトを1つ利用するだけでも、求人作成のやり方や企業ページを作る上でのポイントなどがわかり、ノウハウがたまります。こうしたノウハウを無料求人サイトに活かしていくことで採用成功に繋がる可能性が高まります。

無料求人サイトだけで効果が出ない場合には、有料求人サイトの利用も合わせて検討してみてください。また、無料求人サイトを活用した事例が経済産業省の事例集にも掲載されているので、合わせて読んでみてください。

無料求人サイトの利用が向いている企業

無料求人サイトの利用が向いている企業について解説します。

1.採用コストを出来るだけ抑えたい企業

無料求人サイトは掲載におけるリスクがないので「試しに求人を募集したい」「採用コストを抑えたい」という企業におすすめです。

一方で、「すぐに求人を出したい」「すぐにでも人材を採用したい」という場合には無料求人サイトだけでは効果が見込めません。有料の求人サイトも合わせて利用するのがおすすめです。

2.専任の採用担当者がいる企業

無料求人サイトの場合、サポートがないため、求人作成から応募者管理まで自社で行う必要があります。そのため、ある程度採用に関する知識のある担当者がいる企業での利用が望ましいです。

採用担当者がおらず、他の業務と兼任する形で利用する場合、求人作成の手間などがかかるため、採用コストは抑えられても、オペレーションの部分でコストが増えていまいます。

また、求人作成や求人サイトに関する知識がないため、効果的な求人の作成や自社の魅力を十分に伝えることができず、無料求人サイトの効果を得にくくなります。

採用に関する知識を持った専任の担当者がいる企業の方が、無料求人サイトの利用は向いています。

3.幅広い求職者にアプローチしたい企業

無料求人サイトは求人を無料で掲載できるため、掲載しておくだけで自社の露出を高めることができ、結果として幅広い求職者にアプローチすることができます。

無料求人サイトの場合、サイトごとに利用している求職者が違うため、複数の求人サイトを利用することでより多くの求職者にアプローチすることができます。

無料求人サイトは複数利用しても無料であるため、より多くの求職者にアプローチしたい企業におすすめです。

無料求人サイトに関するよくある質問

無料求人サイトに関するよくある質問をご紹介します。

Q:無料求人サイトはなぜ無料で利用できるのですか?

A:無料求人サイトが無料である理由は、無料掲載プランだけでなく、有料プランがあるためです。無料プランを利用してもらい、さらに効果を出したいと考える企業へ有料プランを使ってもらうことで収益を上げています。

Q:無料求人サイトの中で正社員採用に強いのはどこですか?

A:正社員の採用には『正社員の求人サイトおすすめランキング10選』記事をご覧ください。

Q:有料の転職サイトで求職者によく使われているのはどのサービスですか?

A:有料の転職サイトは「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」です。詳しくは『【転職サイト】おすすめ比較ランキング20選』をご覧ください。

まとめ

今回ご紹介した無料求人サイトは、求人掲載数や利用者数の多いサービスです。

採用の予算やスケジュール、求人記事の作成、採用人材のターゲット層、採用人数と時期など、採用の目的やゴールをきちんと設定した上で、無料の求人サイトや有料の求人サイトの利用を検討してみてください。

参考になれば幸いです。

執筆者・監修者のmotoについて

moto
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戸塚俊介。1987年長野県生まれ。地方ホームセンターやリクルート、ベンチャー企業など6回の転職を経験後、転職メディアを上場企業へ売却。現在は「転職アンテナ」を運営するmoto株式会社およびHIRED株式会社の代表取締役。著書に『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)がある。(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)。

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