無料で求人広告掲載できる求人サイト7選|有料との違いやメリットをランキングで解説

無料求人サイトランキング

無料求人掲載サイトは、掲載料や採用時の成果報酬をかけずに人材募集を始められるサービスです。

ただし、無料で掲載できるサービスでも、求人の露出や応募数は媒体の種類、求人原稿の内容、募集エリア、職種の競合状況によって変わります。無料枠だけで十分な場合もあれば、有料枠や別媒体を組み合わせた方がよいケースもあります。

本記事では、無料で求人掲載できる求人サイトをランキング形式で紹介し、無料掲載と有料掲載の違い、掲載先の選び方、応募につなげる求人原稿の作り方まで解説します。無料枠の範囲や課金の仕組みは各社で頻繁に変わるため、料金に関する記載は2026年8月時点の各社公式情報をもとにしています。

無料求人掲載サイトランキング早見表

無料求人掲載サイトは、大きく分けると「求人検索エンジン」「求人サイト・掲示板」「採用支援ツール」「公的サービス」の4種類があります。

まずは、それぞれの特徴を見てください。どれか1つに絞るより、採用したい職種や雇用形態に合わせて複数を使い分けた方が、応募の入り口が増えるぶん結果につながりやすくなります。

サービス名 種類 無料でできること 向いている採用
求人ボックス 求人検索エンジン 求人掲載、応募受付、採用まで無料で利用可能 正社員、アルバイト、業務委託など幅広い募集
Indeed 求人検索エンジン 管理画面からの直接投稿、ATS連携での無料掲載。有料のスポンサー求人も選択可能 検索経由で多くの求職者に見てもらいたい募集
ハローワークインターネットサービス 公的サービス 求人申込み、求人情報の公開 地域採用、幅広い年齢層への募集
Googleしごと検索 Google検索の求人表示機能 構造化データや連携求人サイト経由で表示候補にできる 自社採用ページをGoogle検索に出したい募集
engage 採用支援ツール 採用ページ作成、求人掲載、応募者管理 自社採用ページと求人掲載をまとめて始めたい企業
ジモティー 地域掲示板 地域別の求人情報掲載(投稿時に事業者確認の書類提出あり) 地元採用、アルバイト、短期募集
スタンバイ 求人検索エンジン 掲載相談、アカウント作成、自社採用サイトの連携(無料掲載だけの利用は案内なし) クリック課金の広告とあわせて露出を増やしたい募集

無料で求人掲載できる求人サイトランキング

ここからは、無料で求人掲載できるおすすめサイトをランキング形式で紹介します。

完全無料で使える範囲、有料枠の有無、向いている採用は7社それぞれ違うので、自社が今いちばん困っている採用の形に近いものから登録して、応募が来るかどうかを実際に確かめてみてください。

1:求人ボックス

求人ボックス

口コミ:求人ボックス 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:16,197,798(2026年8月17日現在)
求人数増減:±0(先週比→keep)
【公式サイト】https://求人ボックス.com/

求人ボックス』は、価格.comや食べログを提供する株式会社カカクコムが運営する求人検索エンジンです。全国の求人情報をまとめて検索できるサービスで、採用企業向けの「求人ボックス 採用ボード」から求人を掲載できます。公式サイトによると月間訪問者は1500万人です。

採用ボードは初期費用0円、掲載費用0円、成果報酬0円。応募の受付から採用まで、費用をかけずに使えます。有料オプションはクリック課金で、入札単価は25円~1,000円の範囲、予算は1日500円から設定できます。まず無料で出して反応を見て、足りなければ少額から広告を足す。この順番で試せるのが採用ボードの使いやすさです。

正社員、アルバイト・パート、契約社員、派遣、業務委託と幅広い雇用形態に対応しているので、店舗と本社で違う職種を同時に募集したい、といった使い方もできます。求人票は自社で作ります。職種名、給与、勤務時間、勤務地、応募条件は具体的に書いてください。

出典:公式サイト

2:Indeed(インディード)

Indeed(インディード)

口コミ:Indeed(インディード) 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数(正社員):780,000件以上(2026年8月17日現在)
【公式サイト】https://jp.indeed.com/

Indeed』は、求人情報をまとめて検索できる求人検索エンジンです。採用企業は求人を無料で投稿でき、有料のスポンサー求人を使うと表示回数の増加を狙えます。

掲載方法は2025年7月1日に変わりました。現在Indeedに載る求人は「直接投稿」と「求人情報連携」の2種類が標準で、自社の採用ページをクローリングで拾ってもらう掲載は限定的になっています。無料で載せたいなら、Indeedの管理画面から自分で求人を作って投稿するか、Indeedと連携しているATS(採用管理システム)に求人を登録するかの二択です。

無料掲載だけでも求人は出せます。ただし競合が多い職種や急募の求人では、無料枠だけだと表示される機会が限られることがあり、応募が伸び悩む原因になります。スポンサー求人はクリックされたときだけ費用が発生する仕組みで、上限金額も事前に設定できるため、求人原稿の改善とあわせて検討してください。

Indeedは検索キーワードとの相性が出やすい媒体です。例えば「営業」だけでなく「法人営業」「ルート営業」「未経験歓迎の営業」など、求職者が検索しそうな職種名や条件を求人票に自然に入れておくと、内容が伝わりやすくなります。

出典:公式サイト

3:ハローワークインターネットサービス

ハローワークインターネットサービス

口コミ:ハローワークインターネットサービス 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数:1,092,331(2026年8月17日現在)
求人数増減:+47,269(先週比↑up)
【公式サイト】https://www.hellowork.mhlw.go.jp/

ハローワークインターネットサービス」は、厚生労働省が運営する公的な求人サービスです。事業主向けに求人申込みや求人情報の公開、求職者との接点づくりを支援しています。

2026年3月23日にサイトがリニューアルされ、視認性と操作性が改善されました。スマートフォンからも使いやすくなっています。求人者マイページを開設すれば、求人の申込みや内容確認、変更をインターネット上で進められます。地域の求職者に広く利用されているため、地元採用や幅広い年齢層への募集に向いています。求職者からどう見えているかは『ハローワークインターネットサービスの評判』で確認できます。

公的サービスなので、求人内容の確認や手続きに時間がかかります。急募なら、ハローワークだけに頼らず求人ボックスやIndeedも併用してください。

4:Googleしごと検索(Google for Jobs)

Googleしごと検索

Googleしごと検索」は、Google検索結果に求人情報を表示する機能です。一般的な求人広告サイトのように、Googleへ直接求人を投稿するサービスではありません。

公式に案内されている表示方法は2つ。自社サイトの求人ページに求人情報向けの構造化データを設定してGoogleに直接取得してもらうか、Googleの求人表示に対応しているサードパーティのサービス経由で載せるかです。一度設定しておけば、新しい求人を追加するたびにGoogleが自動で取得します。

自社採用ページを持っている企業は対応を検討してください。職種名、勤務地、給与、雇用形態、有効期限を正しく設定すると、検索結果で見つけてもらえる可能性があります。

出典:公式サイト

5:engage(エンゲージ)

engage(エンゲージ)

engage』は、求人掲載、採用ページ作成、応募者管理などを0円から利用できる採用支援ツールです。公式サイトによると導入企業は80万社。求人の掲載件数に制限はなく、何名採用しても掲載費はかかりません。

向いているのは、採用サイトを自社で作りたい企業や、求人掲載と応募者管理をまとめて始めたい企業です。求人情報の更新や修正も管理画面から自分でできるので、募集の途中で条件を変えたり、採用が決まった職種だけ止めたりといった調整も自社で完結します。

有料の「engage Premium」を使うと、求人が最大16サイトへ自動で同時掲載され、AIが求人内容に合いそうな求職者を提案するスカウト機能も使えます。購入したチケットは1年間有効で、その間は有料掲載の一時停止と再開が自由です。急ぎの募集だけ有料に切り替える、といった使い方ができます。

ただし無料の範囲では、求人原稿の作成、写真の用意、応募者対応をすべて自社で進めます。連携先の求人サイトや有料プランの内容は変わるため、登録前に公式サイトで最新条件を確認してください。

出典:公式サイト

6:ジモティー

ジモティー

口コミ:ジモティー 評判を確認

おすすめ度:★★★・・
公開求人数(正社員):692,347(2026年8月17日現在)
求人数増減:+1,449(先週比↑up)
【公式サイト】https://jmty.jp/all/job

ジモティー』は、地域情報を掲載できる掲示板サービスです。中古品、不動産、イベントなどの情報と並んで、アルバイトや正社員の求人情報も掲載できます。

地域ごとに情報を探すユーザーが多いので、店舗スタッフ、軽作業、配送、接客、短期アルバイトのように、通える範囲の人に届けば十分という募集と相性があります。求職者側から見た使い勝手や実際の反応は『ジモティーの求人の評判』にまとめました。

掲載自体は無料ですが、求人の投稿には審査があり、書類の提出を求められます。法人なら法人番号指定通知書、法人設立届出書、印鑑証明書のいずれか1つ。個人事業主なら開業届です。あわせて事業内容が分かるもの(企業パンフレット、登記簿謄本などの公的書類、企業のホームページのURL、雇用契約書や労働条件通知書、業務委託契約書のいずれか1つ)も必要になります。投稿してから慌てないよう、先に手元へそろえておいてください。

ジモティーは掲示板型のサービスなので、求人内容の信頼感が応募数に影響します。会社名、勤務場所、仕事内容、給与、勤務時間、応募後の流れをできるだけ具体的に書いてください。

出典:公式サイト

7:スタンバイ

スタンバイ

口コミ:スタンバイ 評判を確認

おすすめ度:★★★★★
公開求人数(正社員):11,255,072(2026年8月17日現在)
求人数増減:-57,603(先週比↓down)
【公式サイト】https://jp.stanby.com/

スタンバイ』は、全国の求人情報をまとめて検索できる求人検索エンジンです。公式サイトによると掲載求人数は1,500万件以上(2026年6月時点)、利用者は700万人を超えています。Yahoo! JAPANのトップページや検索結果からの導線があるのが、他の求人検索エンジンと違う点です。

ここは先に書いておきます。スタンバイは、無料掲載だけの利用を案内していません。公式サイトには「無料掲載のみでのご利用は現在ご案内しておりません」と明記されています。掲載の相談、アカウント作成、掲載自体に費用はかかりませんし、採用が決まっても成功報酬はありません。ただし前提はクリック課金の広告枠で、単価は1クリック20円からです。

掲載方法も他社と違います。求人票を新しく作るのではなく、申し込みと同時に自社の採用サイトと求人票をスタンバイ側へ連携する形です。管理画面から有料と無料をボタンひとつで切り替えられます。裏を返すと、自社の採用ページがまだ無い企業は、先にengageなどで採用ページを用意してからの検討になります。

求人検索エンジンは、求人票の内容が薄いと比較対象にすら入りません。給与、勤務地、雇用形態、勤務時間、休日、仕事内容まで具体的に書いて、求職者が応募前に知りたい情報を求人票の中だけで完結させておきましょう。

出典:公式サイト

無料求人掲載サイトの選び方

知名度で選ぶより、「どんな人を採用したいか」から逆算する方がうまくいきます。同じ無料掲載でも、正社員採用に強い媒体、アルバイトに強い媒体、地域採用に強い媒体、自社採用ページとの連携に強い媒体と、得意分野が分かれているからです。

1.雇用形態に合わせて選ぶ

正社員を募集するなら、求人ボックス、Indeed、engage、ハローワークなど、検索経由で見つけてもらえる媒体を中心に使うのがおすすめです。

アルバイトやパートの募集なら、求人ボックス、Indeed、ジモティー、ハローワークを組み合わせると、キーワードで探す求職者と地域から探す求職者の両方に届きます。店舗スタッフや短期募集では、勤務地や勤務時間を細かく書くほど応募前の判断材料になります。

業務委託の求人を無料掲載したい場合は、求人ボックスなど業務委託に対応したサービスを確認してください。業務委託は雇用契約とは別の契約なので、仕事内容、報酬体系、稼働時間、契約期間、経費負担の有無まで求人票に書いておかないと、応募後の条件のすり合わせで時間を取られます。

2.露出を増やしたいなら求人検索エンジンを使う

求人ボックス、Indeed、スタンバイは、求人情報を検索する求職者に見つけてもらうための求人検索エンジンです。職種名や勤務地で検索されることが多いため、求人票の書き方が応募数に直結します。

検索エンジン型の媒体では、求人タイトルに「未経験歓迎」「週3日」「在宅可」といった条件を詰め込むより、職種名をはっきり書く方が伝わります。条件面は本文や項目欄で整理してください。

無料枠で反応が弱いときの順番は、原稿の修正が先、有料枠の検討が後です。原稿が薄いまま有料掲載しても、クリックだけ増えて応募につながらず、広告費を捨てることになります。

3.自社採用ページも整えたいなら採用支援ツールを使う

採用ページを持っていない企業は、engageのような採用支援ツールを使うと、求人掲載と採用ページ作成をまとめて始められます。

自社採用ページがあれば、求人票では伝えきれない会社の雰囲気、働く人、写真、選考フローまで載せられるので、給与や勤務地といった条件だけで比較される場面を減らせます。スタンバイのように自社採用サイトとの連携が前提の媒体を使うときも、この採用ページが土台になります。

ただし、採用ページを作っただけでは応募は増えません。求人検索エンジンやハローワーク、SNS、店舗の告知など、求職者との接点もあわせて用意してください。

4.地元採用なら地域性のあるサービスを使う

店舗スタッフ、軽作業、配送、介護、飲食、接客など、勤務地の近さが応募理由になりやすい求人は、ジモティーやハローワークのように地域性のあるサービスと相性があります。

地域採用で見られるのは、最寄り駅、通勤手段、勤務時間、シフト、駐車場の有無といった生活に近い情報です。給与や仕事内容だけでなく、通いやすさが分かる情報も入れてください。地方や郊外なら、求人検索エンジンに掲載しつつ地域掲示板やハローワークも併用するのがおすすめです。

無料求人掲載サイトのメリット

最大のメリットは、採用コストを抑えながら募集を始められることです。採用予算が限られている中小企業や店舗、そして初めて採用活動を行う企業にとっては、まず費用ゼロで求職者の反応を確かめられること自体が、次の判断材料になります。

1.掲載費をかけずに募集できる

有料求人広告では掲載料がかかることが多く、人材紹介では採用決定時に成功報酬が発生するのが一般的です。無料求人掲載サイトなら、採用予算を大きく確保できない企業でも求人を出せます。まずは無料で掲載し、応募状況を見ながら有料枠や別媒体を検討する流れがおすすめです。

2.複数サイトに掲載して露出を増やせる

複数利用しても掲載費はかかりません。求人ボックス、Indeed、ハローワーク、ジモティーを組み合わせれば、求職者との接点を増やせます。

求職者は全員が同じ求人サイトを見ているわけではありません。検索エンジンで探す人、地域掲示板を見る人、ハローワークを使う人。無料媒体を複数使えば、応募の入り口はそのぶん増えます。

3.掲載後に内容を修正しながら運用できる

無料求人掲載サイトの多くは、掲載後に求人内容を何度でも修正できます。応募が少ないなら、職種名、給与、仕事内容、勤務時間、写真、応募条件のどこが弱いかを一つずつ変えて、反応の違いを見ていきましょう。

例えば「接客業務」とだけ書かれた求人は、応募前の不明点が残ったままです。「レジ対応、品出し、在庫確認、店内清掃」まで書けば判断材料になります。

無料求人掲載サイトのデメリット

便利な一方で、無料掲載だけで応募が必ず集まるわけではありません。求人票の作成から応募者への連絡まで自社で抱えることになるので、掲載費がかからない代わりに担当者の手間が増える、という交換だと考えておきましょう。

1.求人が埋もれることがある

同じエリアや同じ職種の求人が多い場合、自社の求人は検索結果の中で埋もれます。

特に、営業、事務、販売、飲食、介護、ドライバーなど募集数が多い職種では、無料掲載だけで十分な露出を得られない場合があります。求人内容を改善しても応募が少ない場合は、有料枠の利用や別媒体の追加を検討してください。

2.求人原稿を自社で作る必要がある

無料求人掲載サイトでは、求人原稿の作成を自社で行うケースがほとんどです。有料求人広告のように、担当者が原稿作成や改善提案まで支援してくれるとは限りません。

採用ターゲットが曖昧なまま求人を出すと、応募は来るのに条件に合わない人ばかり、という状態になりがちです。求める経験、勤務条件、仕事内容、向いている人、選考フローを先に整理してから掲載してください。

3.急募では有料枠や別施策が必要になる

無料掲載は費用を抑えられる反面、短期間で応募を集めたい求人には向きません。急募なら、有料求人広告、スカウト、紹介、SNS、店舗の告知まで並行して動かしましょう。

「今月中に採用したい」「複数名をまとめて採用したい」のように期限が決まっている募集では、無料掲載で反応を待っているうちに期限が来てしまうので、採用日から逆算して必要な露出を先に確保してください。

無料求人掲載と有料求人掲載の違い

無料求人掲載と有料求人掲載の違いは、主に「露出」「サポート」「採用スピード」です。

無料掲載は費用を抑えて始められる代わりに、求人票の作成も改善も応募者対応も自社で進めることになります。有料掲載は費用がかかる分、表示回数を増やせたり、媒体によっては原稿作成や運用の支援まで受けられたりするので、手が足りない会社ほど有料の価値が出ます。

項目 無料求人掲載 有料求人掲載
費用 掲載費や成果報酬がかからないサービスが多い 掲載料、クリック課金、成果報酬などが発生する
露出 競合が多いと埋もれることがある 有料枠で表示機会を増やせる場合がある
原稿作成 自社で作成・改善する 媒体によってサポートを受けられる
採用スピード 中長期の募集に向いている 急募や複数名採用で使いやすい
向いている企業 費用を抑えて試したい企業 期限内に応募数を確保したい企業

求人検索エンジンの有料枠は、クリック課金が主流です。求人ボックスは入札単価25円~1,000円で予算は1日500円から、スタンバイは1クリック20円から、Indeedはクリックされたときだけ費用が発生し上限金額も設定できます。いずれも「掲載しただけ」では課金されません。

まずは無料掲載で始め、応募数や面接率を見ながら有料枠を検討する流れがおすすめです。無料掲載でまったく反応がない場合は、媒体を増やす前に求人原稿の内容を見直してください。

無料求人掲載で応募を増やすポイント

応募を増やすかどうかを決めるのは、媒体選び以上に求人原稿の中身です。無料枠は求人が埋もれやすいぶん、求職者が最初に比較する項目を先に出しておかないと、そもそも中身を読んでもらう前に別の求人へ移られます。

1.職種名は分かりやすく書く

求人タイトルは、求職者が最初に見る情報です。社内だけで使っている職種名や意味が伝わりにくい横文字は避け、「店舗スタッフ」「法人営業」「経理事務」「配送ドライバー」「介護スタッフ」のように検索されやすい職種名を使いましょう。「未経験歓迎」「週3日から」「在宅可」などの条件は、タイトルに詰め込みすぎず本文や項目欄で補足してください。

2.給与・勤務地・勤務時間は具体的に書く

求職者が応募前に比べているのは、給与、勤務地、勤務時間、休日、雇用形態です。ここが曖昧だと、仕事内容に興味を持ってもらえても応募までは進みません。

給与は「月給25万円~35万円」「時給1,200円~1,500円」のように幅を示し、固定残業代や手当の有無まで書いてください。勤務地は市区町村に加えて最寄り駅や通勤手段まで書いてあると、通えるかどうかをその場で判断してもらえます。

3.仕事内容は1日の流れが分かるように書く

専門用語を並べるより、実際に何をする仕事なのかが分かる書き方にしましょう。事務職なら「電話対応、見積書作成、データ入力、請求書確認」のように業務を並べると、働くイメージが具体的になります。未経験者も対象にするなら、入社後に覚える順番や研修内容も添えてください。

4.応募条件を広げすぎない

条件を広げすぎると、採用したい人材と違う応募が増えます。必要な経験と、あれば歓迎する経験は分けてください。

例えば「必須:普通自動車免許」「歓迎:接客経験、営業経験」のように整理すると、求職者が応募できるか判断できます。条件が多い場合は、本当に必要なものだけに絞りましょう。

5.掲載後も定期的に見直す

無料求人掲載サイトは、掲載して終わりではありません。見直す順番は、応募数ではなく閲覧数から決めます。

閲覧はあるのに応募が少ないなら、条件面や仕事内容の説明が足りていません。閲覧自体が少ないなら、直すのは職種名や勤務地、媒体選びの方です。

無料求人掲載サイトが向いている企業

すべての企業に同じように向いているわけではありません。特に相性がよいのは、次の3タイプです。

1.採用コストを抑えたい企業

求人ボックス、Indeedの無料枠、engage、ジモティー、ハローワークを使えば、掲載費をかけずに求人を出せます。ただし採用担当者の時間もコストです。無理なく運用できる媒体から始めてください。

2.中長期で採用活動を進めたい企業

よい人がいれば採用したいという募集や、店舗スタッフを継続的に集めたい場合に使いやすいです。

求人を出し続けるなら、情報が古くならないよう気をつけてください。募集が終わった求人を出したままにしておくと、応募のたびにお断りの連絡をする手間が増えるうえ、応募した人から見た会社の印象も落ちます。

3.求人原稿を自社で改善できる企業

採用ターゲット、仕事内容、条件、会社の魅力を言語化できる企業ほど、無料媒体を活用できます。反対に、求人原稿を作る時間がない場合や、短期間で応募数を確保したい場合は、有料求人広告や採用代行も検討してください。

無料求人掲載サイトを使う際の注意点

費用だけで選ばないでください。掲載ルール、応募者情報の扱い、サポートの範囲、求人の更新方法まで登録前に確認しておくと、掲載してから「思っていたのと違う」となる場面をかなり減らせます。

1.完全無料の範囲を確認する

「無料」と書かれていても、すべての機能が無料とは限りません。表示回数を増やす広告枠、スカウト、応募管理の一部機能が有料というケースは珍しくありませんし、スタンバイのように無料掲載だけの利用を案内していない媒体もあります。

登録前に、初期費用、掲載費、応募課金、採用課金、有料オプションの有無を確認してください。どのタイミングで費用が発生するかは、無料枠だけで始める場合でも見ておきましょう。

2.掲載ルールと禁止求人を確認する

求人サイトごとに、掲載できる求人と掲載できない求人があります。業務委託、副業、完全歩合、在宅ワーク、短期募集あたりは、媒体によって扱いが分かれます。

掲載後に非公開にされないよう、雇用形態、仕事内容、報酬、勤務場所、応募条件は正確に書いてください。実態と違う条件を書けば審査で止まりますし、通ったとしても応募してきた人との信頼が最初の連絡でつまずきます。

3.応募者対応の体制を用意する

無料求人掲載サイトでは、応募者対応も自社で行います。連絡が遅れれば他社に流れます。

応募通知を確認する担当者、返信テンプレート、面接候補日、選考フローを先に用意してください。特にアルバイトやパート採用では、応募から面接設定までの早さが結果に影響します。

無料求人掲載サイトに関するよくある質問

無料求人掲載サイトに関するよくある質問に回答します。

Q:求人サイトの中でおすすめの無料サイトはどこですか?

A:幅広く募集したいなら求人ボックスとIndeedがおすすめです。自社採用ページも作りたいならengage、地域採用ならジモティーやハローワークも候補になります。スタンバイは無料掲載だけの利用を案内していないため、クリック課金の広告枠を含めて検討する媒体です。

1つに絞る必要はありません。求人検索エンジン、採用支援ツール、地域性のある媒体を1つずつ押さえておくと、求職者の探し方が違っても引っかかるので、応募の入口をまんべんなく増やせます。

Q:完全無料で求人掲載できるサイトはありますか?

A:求人ボックス 採用ボード、Indeedの無料掲載、engage、ジモティー、ハローワークなどは、無料で求人掲載を始められます。

ただし、表示回数を増やす広告枠や追加機能を使うと費用が発生します。登録前に料金ページを確認してください。

Q:無料の求人掲載に審査や書類は必要ですか?

A:媒体によります。求人ボックスやIndeedは投稿した求人が審査を経て掲載される仕組みで、書類の提出は求められません。一方でジモティーは、求人投稿の審査で事業者確認の書類が必要です。法人なら法人番号指定通知書、法人設立届出書、印鑑証明書のいずれか1つ、個人事業主なら開業届。加えて事業内容が分かる資料も提出します。

ハローワークは事業所の登録と求人申込みの内容確認があるため、公開までに日数がかかることもあります。急ぎの募集なら、審査が軽い媒体から先に出して、書類がそろい次第ほかにも広げてください。

Q:アルバイト求人を無料で掲載するならどこがいいですか?

A:求人ボックス、Indeed、ジモティー、ハローワークの4つです。地域密着の店舗スタッフや短期募集ならジモティー、検索経由で幅広く見てもらいたいなら求人ボックスやIndeedを使ってください。

アルバイト採用では、時給、勤務時間、シフト、勤務地、交通費、服装、髪型といった応募前に知りたい条件を具体的に書いておくと、条件の合う人だけが応募してくるので、面接の調整にかかる時間も減ります。

Q:業務委託の求人を無料掲載できますか?

A:業務委託に対応している求人サイトであれば、無料掲載できる場合があります。求人ボックスなど、雇用形態として業務委託を扱うサービスを確認してください。

業務委託は、雇用ではなく業務の依頼にあたる契約です。報酬、稼働時間、契約期間、成果物、経費負担、必要なスキルを明記して、正社員やアルバイトの募集と読み違えられない書き方にしましょう。

Q:無料で求人を掲載できるアプリはありますか?

A:ジモティーはアプリから地域情報や求人情報を見られるサービスです。engageやスタンバイなども、求職者向けアプリやスマホで使えるサービスを提供しています。

ただし、企業側の求人掲載や管理はWebの管理画面で行うケースが多く、スマホだけで掲載から応募者対応まで完結できるかどうかはサービスによって差があるので、公式情報で確認してください。

Q:危ない求人サイトはどう見分ければいいですか?

A:運営会社が不明、料金体系が分かりにくい、応募者情報の扱いが書かれていない、掲載ルールが見当たらない。このどれかに当てはまる求人サイトは慎重に確認してください。

無料で掲載できることだけを理由に選ばず、運営会社、利用規約、個人情報保護方針、問い合わせ先、費用が発生する条件まで目を通してから登録しましょう。迷ったら、求人ボックス、Indeed、ハローワークのように利用企業も求職者も多いサービスから始めるのが安全です。

まとめ

無料求人掲載サイトは、採用コストを抑えながら人材募集を始められる便利なサービスです。

幅広く募集したいなら求人ボックスとIndeed、自社採用ページも整えたいならengage、地域採用ならジモティーやハローワークを検討してください。スタンバイは無料掲載だけの利用を案内していないので、自社採用サイトの連携とクリック課金の広告枠をセットで考えることになります。Googleしごと検索は求人広告を出す媒体ではなく、自社採用ページや求人サイトの情報をGoogle検索の表示候補にする仕組みです。

僕なら、まず求人ボックスとハローワークの2つで出します。どちらも掲載から採用まで費用がかからないので、原稿の良し悪しを費用ゼロで試せるからです。そこで反応を見て、足りなければIndeedのスポンサー求人を少額から足す。この順番なら、無駄な広告費をかけずに済みます。

応募が集まらないときに媒体を増やすのは、たいてい後回しでかまいません。先に求人原稿です。職種名、給与、勤務地、勤務時間、仕事内容、応募条件を具体的に書いて、求職者が応募前に判断できる状態にしてください。

採用期限が近い募集や競合が多い職種では、有料枠や別の採用手法も組み合わせるのがおすすめです。まずは無料掲載で反応を見ながら、自社に合う採用方法を選んでください。

執筆者・監修者のmotoについて

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起業家・著述家(Wikipedia)。実名は戸塚俊介。広告・人材・IT業界など8社へ転職。副業でmoto株式会社を起業し、上場企業へM&A。現在はHIRED株式会社(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-313037)代表取締役。著書:『転職と副業のかけ算』(扶桑社)、『WORK』(日経BP)

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